【オリックス】ドラ2関大・野口智哉、目標は巨人・坂本勇人…強肩強打の遊撃手「引っ張っていける存在になりたい」

スポーツ報知
オリックスからドラフト2位指名を受けた関大・野口智哉はプロでの活躍を誓う(カメラ・石田順平)

 オリックスのドラフト2位、関大・野口智哉内野手(22)がインタビューに応じた。大学で過ごした4年間を振り返るとともに、巨人・坂本を目標にプロに飛び込む覚悟を語った。また、早瀬万豊監督(63)と後輩2人が、普段はクールな22歳の素顔を明かした。(取材・構成=菅原美沙)

 10月11日。強肩強打の遊撃手は、午前10時30分開始の京大戦(〇4―3)に出場してから、午後5時からのドラフト会議での指名を待った。その結果、オリックスからの2位指名。

 「一番最初はホッとしました。早く決まってほしかった。指名後はすぐに実感が湧いていましたね」

 オリックスは縁のある球団だった。小学6年時、現西武の西川愛也外野手(22)らと「オリックスジュニア」でプレー。大阪や兵庫などの選手と切磋琢磨(せっさたくま)した経験は、野口の基礎となっている。

 「とにかく周りのレベルの高さが衝撃でした。追いつくのに必死で、よく練習するようになりました」

 高校は地元を離れ、徳島の鳴門渦潮へ。3年夏の甲子園で2安打。高卒でのプロ入りも考えたが、監督の教え子が関大にいたつながりで2年の冬に練習に参加し、進学を決意。大学で1年春は右翼手、同秋は三塁手でリーグ戦に出場し、2年春に正遊撃手に定着した。

 「1年の春は必死でしたけど、その中で結果を残せたので充実していました」

 2年秋の2019年、2学年上で広島のドラフト2位左腕・森翔平(23)=三菱重工West=らとともに明治神宮大会で準優勝。勉強との両立には苦労したが、関大で過ごした4年間は大きな財産だ。

 「人間健康学部で学んだ時間は楽しかったですし、大学に行こうと思えたのも同期のみんながいたからです。勉強は難しくて、もう二度としたくないですね(苦笑)」

 ドラフト後の10月17日には関西学生リーグで史上31人目の通算100安打を達成し、最優秀選手とベストナインに選出された。くしくも関大OBで阪神の岩田稔投手(38)は今季限りで現役を引退。関大野球を引き継ぐ一員として、大志を抱いて次のステージに進む。

 「チームを引っ張っていける存在になりたい。プロ野球界の先頭を走っている巨人の坂本選手は憧れの存在なので、一歩でも近づけるようにやっていきたいです」

 ◆野口智哉(のぐち・ともや)1999年9月20日、奈良・橿原市生まれ。22歳。真菅小6年時にオリックスジュニアに所属し、大成中では奈良葛城ボーイズでプレー。鳴門渦潮高3年夏に甲子園に出場(1回戦敗退)。関大では1年春からリーグ戦に出場し、4年秋に最優秀選手とベストナイン獲得。史上31人目の通算100安打を達成。181センチ、86キロ。右投左打。

 ◆早瀬監督「野球小僧という言葉がぴったり」

 野口を指導した早瀬監督は「入って来た時から高い潜在能力を感じていました。『野球小僧』という言葉がぴったり」と話す。入学当初からスローイングの精度を課題に、強肩を生かした守備を徹底。指揮官が「安定感が格段に増した」と認めるまで成長した。

 打撃投手を務める廣井康士朗(3年)はオリ党。ドラフト後、「(オリックスに入ってくれて)ありがとうございます」と野口に伝えると「京セラドームで待っとけ」と男前な返事をもらった。「おちゃめですけど、弱音は3年間で一回も聞いたことがない」という。

 2年後のプロ入りを目指す有馬諒(2年)は捕手目線で「2ストライクになっても落ち着いている。弱点が少ない」と分析。野口の背番号「7」は大好きなサッカーのポルトガル代表FW、C・ロナウドから拝借しており、普段はサッカーや野球のゲームをよくするという。ゲームで対戦したことがある有馬は「負けず嫌いで負けを認めないタイプ」と素顔を明かした。

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