青森山田 FW渡辺星来(せら)がハットトリック シュートに磨き「率直に言って、本当にうれしい」

スポーツ報知
後半20分、自身2得点目を決め、両手を広げ喜ぶ渡辺星来(右から2人目)

◆サッカー 高円宮杯Uー18 プレミアEAST▽ 第17節 青森山田 4-1柏U-18(28日・日立柏総合グランド)

 暫定2位の青森山田は28日、敵地で柏U―18に4―1で快勝し、優勝へ望みをつないだ。前半13分、MF藤森颯太(3年)が先制点を決めると、FW渡辺星来(せら、3年)が3得点の大暴れ。2トップの一角が、高校の公式戦で初となるハットトリックの活躍で勝利に貢献した。

 青森山田のFW渡辺星は満面に笑みを浮かべ、堂々と両手を横に広げた。3―1で迎えた後半23分、こぼれ球に素早く反応すると、左足を振り切った。勝利を決定づけるチーム4点目。高校の公式戦では初のハットトリックに「率直に言って、本当にうれしいです」と喜びをかみ締めた。

 勝利が義務づけられた試合で、課題を乗り越えた。前節(21日)はホームで、首位争いを繰り広げる清水ユースに0―2で敗北。暫定首位から陥落し、自力Vには残り3戦全勝が条件となった。手痛い敗戦で浮き彫りになったのが決定力。シュート数は14本と清水ユースの4本を大きく上回ったが、無得点に終わった。

 翌22日からほぼ全員が取り組んだシュート練習。特に正確性を意識したのが渡辺星だった。「清水の千葉寛汰選手は2本のシュートで2点。自分は3本打って、枠内に行ったのは1本だけ。確実に決められるように」。利き足の右足はもちろん、左足でもゴール枠内をとらえられるようフォームも確認。“一発必中”を心がけ、丁寧にシュートを打った。

 1―0で迎えた前半15分、相手GKとの1対1を左足で冷静に決めると、後半20分にはまたも左足でこぼれ球を押し込み自身2点目。ホームでの第6節(6月27日)で、2―3で敗れた相手に雪辱も果たし、黒田剛監督(51)は「星来は、得点という形で結果を出してくれた」とたたえた。

 コロナ禍の影響で、12月中旬に予定されていたプレミアリーグEASTとWESTの1位同士の王者決定戦は中止に。同リーグのタイトルは消滅し、今夏の全国高校総体を制した青森山田の“3冠”も夢と消えた。それでも渡辺星は「残り2試合勝つだけです」とイレブンの気持ちを代弁した。敗戦から立ち上がった王者は、貪欲に勝利だけを求め続ける。(高橋 宏磁)

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