箱根駅伝2位惜敗の創価大が1万メートルで好記録連発 前回アンカーで大逆転負けの小野寺勇樹も自己ベストに肉薄

スポーツ報知
東海大長距離競技会1万メートル第4組で力走する創価大・小野寺(右から2人目)

 陸上の東海大長距離競技会が28日、神奈川・秦野市のカルチャーパーク陸上競技場で行われ、前回の第97回箱根駅伝(1月2、3日)で2位だった創価大は、1万メートルで28分37秒06で全体トップを取った浜野将基(3年)を筆頭に自己ベストをマークした選手が続出。今回の第98回箱根駅伝(来年1月2、3日)でも旋風を巻き起こす力を示した。

 創価大が選手層の厚さを見せた。浜野と桑田大輔(2年)が28分30秒台をマーク。さらに4人が28分40秒台で走破し、計7人が同一レースで28分台をマークした。その中には、前日の八王子ロングディスタンスで27分35秒29の創価大新記録をマークしたフィリップ・ムルワ(3年)、20日の早大競技会で28分14秒23の自己ベストで走った嶋津雄大(4年)、前回箱根駅伝5区2位の三上雄太主将(4年)の主力3人は含まれていない。「昨季より選手層は厚くなっています」と榎木和貴監督は手応えを明かした。

 全体トップの浜野は自己ベストを1分0秒96も更新。前回6区7位と健闘した浜野について、榎木監督は「スピードという自分の良さを出してくれた。今回、6区でも平地区間でも行ける準備ができています」と表した。

 選手層に厚みが増した上、さらに頼もしい主力も帰ってきた。前回の箱根駅伝3区で3位と好走した葛西潤(3年)は今季、故障に苦しんでいたが、20日の早大競技会5000メートルで、その箱根駅伝以来、約10か月半ぶりにレースに復帰。長い故障を乗り越えて、14分6秒74でトップを取った。葛西はこの日の1万メートルでも先頭をを走り続け、元気な姿を見せた。ラスト1周はチームメートに激励の声をかけながら、自己ベストを49秒28も大幅に更新する28分43秒40でゴールした。「(故障明けの)葛西だけは無理してラストでペースを上げなくていい、と指示していました。故障期間中、しっかりと体幹トレーニングをしていたので、故障前より体が強くなりました」と復活した葛西をたたえた。

 前回の箱根駅伝の最終10区(23キロ)の残り2・1キロで、駒大の石川拓慎(当時3年)に大逆転された小野寺勇樹(4年)は、この日、29分27秒71で走破。2019年にマークした29分27秒14の自己ベストに0秒57と肉薄した。「あれから、よく立て直してきた」と榎木監督は、小野寺の約11か月間の奮闘を高く評価した。その上で、指揮官は「ただ、勝負の世界。当然、公平にメンバーを決めます。みんな、箱根駅伝を走りたいのですから」と厳格に話した。16人の登録メンバーは12月10日に発表される。チーム力が大幅に上がった創価大で、小野寺がメンバー入りできるか、注目される。

 2区6位のムルワ、4区2位の嶋津ら前回大会で活躍したエース格は順調で、前回大会で悔しさを味わった小野寺もメンバー争いに絡む位置で健闘を続けている。さらに前回大会に出走できなかった新家(にいなえ)裕太郎(3年)ら新戦力も続々と台頭。創価大は今回も箱根路を沸かせる可能性を十分に秘めている。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請