J2甲府がアウェーで山口下し4連勝も京都が引き分けJ1昇格消滅

スポーツ報知
J2甲府MF新井

◆明治安田生命J2リーグ第41節 甲府1―0山口(28日、維新みらいふスタジアム)

 J2甲府がアウェーで山口を1―0で下し、4連勝した。後半29分にMF中村亮太朗が右足シュートを決めて先制したが、同時刻に開催の京都が千葉に引き分けJ1昇格を決めた。同時に甲府の昇格の可能性も消滅し、来季もJ2を戦うことになった。

 試合後のオンライン会見だ。来月の5日の最終戦(対水戸、JITリサイクルインクスタジアム)について問われた甲府MF新井涼平主将の声は思わず、うわずった。目を腫らしながら「主将として2シーズン目だがここまで終盤までまとまって戦えたシーズンはなかった。このメンバーで昇格までもっていけなかった悔しさがある」。今まで我慢していたものが決壊した。

 白星を挙げたが、京都引き分けにより昇格の夢は散った。ここ14戦は11勝1分2敗と驚異的な追い上げをみせた。だが前半戦に波に乗れず、中断空けにつまずいたこともあり、J1昇格圏を走る磐田と京都を最後までとらえることができなかった。「終盤でチームの戦い方が積み上がり、確立されたがもう少し早く発揮したかった。この差がJ1に値しないのかな」と新井は悔しさを吐き出した。

 勝負強さをみせた。甲府のシュート7本を上回るシュート11本を山口に放たれた。だが要所を締めて失点を許さなかった。すると後半29分に途中出場したMF中村が相手DFのパスをカットすると右足を振り抜き先制。「伊藤監督からも点を取ってこいといわれた。意識していたし、得点出来てよかった」。最後は全員で守り切り、アウェー山口戦は4戦全勝と相性の良さをみせた。

 伊藤監督も前を向いた。「チーム全体のレベルアップの証拠。勝ちきったことは選手の成長だと思う」。開幕から若手を積極的に起用し、序盤から試行錯誤しながら徐々に成績に表れたことに大きな自信を口にした。現在、甲府から来季続投のオファーを受けているが現段階では回答を保留中。まずは最終戦で来季につなげる戦いをサポーターに披露し、今季初の5連勝を目指す。(山田 豊)

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