都市対抗野球あす開幕 西村祐太がJR東日本東北を引っ張る

ブルペンで投球練習するJR東日本東北・西村
ブルペンで投球練習するJR東日本東北・西村

 都市対抗野球(東京ドーム)が28日に開幕する。2年ぶり27度目出場のJR東日本東北(仙台市)は、開幕戦で前回大会優勝のホンダ(狭山市)と対戦。ベテラン左腕の西村祐太投手(32)=桐蔭横浜大出=は相手やドームを意識せずに戦えば勝機が出てくると、経験を生かした助言で強敵との戦いに挑む。

 全国大会という晴れ舞台で、どこが相手でもこれまでやってきたことを存分に出す。それこそが勝利に近づくと、JR東日本東北・西村は力強く語った。

 「もちろん対策はするけれど、ドームだからと特別意識しないほうがいい。予選のほうが苦しいよ、この時期に野球ができていることを楽しもうよと言いたい」

 今年で10年目をむかえた技巧派左腕は17年の日本選手権1回戦・新日鉄住金広畑(当時、現日本製鉄広畑)戦で大会史上初の完全試合を達成するなど、全国大会の登板経験は豊富だ。しかし東京ドーム初登板を振り返ると、「今思うと(意識が)ありまくりでしたね。自分の投球ができなかった」(西村)という思いが残っている。若手が多い投手陣で東京ドームの登板経験があるのは、西村の他に2人だけ。全国大会だけに緊張はするだろうが、普段通りの投球を心がければ結果はついてくるのだ。

 東北2次予選のときは腰を痛めており、主に先発を務めたが投球回数が限られていた。現在は腰をケアしながらスクワットなどで強化し、投球フォームを修正して状態は上向きだ。チームは山田周平投手(24)=敬愛大出=や桜糀大輝投手(25)=中部学院大出=ら、救援陣に駒がそろう。西村も「後ろ(の層)が厚いので6―7回までいければいい」と、序盤から全力で投げ込むつもりだ。

 「経験を伝える役割をしてくれているし、持てるものを出してくれればいい」と西村亮監督(47)もエース左腕に信頼を寄せた。注目の集まる開幕戦で相手は前回王者だが、「開幕戦なんてやりたくてもやれない。1年間考えてきたこと、やってきたことをやるに尽きる」と指揮官。西村も「ドームで投げることを目標にしてきた投手もいるはず。思い切りやってほしい」と話した。まずは自身の力投で流れを作り、チーム全体で勝ちにいく。(有吉 広紀)

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