41歳・久保康友、関西独立リーグで現役続行 「松坂世代最後の大物」が2年のブランク経て新たな挑戦

スポーツ報知
久保康友

 ロッテ、阪神、DeNAでプレーした久保康友投手(41)が、さわかみ関西独立リーグの神戸三田ブレイバーズに入団することが26日、分かった。近日中にも正式契約を締結し、入団会見を行う。19年にメキシコでプレーした後は所属先がなかったが、再び海外でプレーすることも視野に入れ、現役続行を決断。NPB通算97勝を誇る松坂世代の右腕が、再出発を切る。

 浪人生活を続けてきた久保が、新たな挑戦を決めた。メキシコでプレーした19年から事実上、3年ぶりの所属先となるのが、さわかみ関西独立リーグの神戸三田ブレイバーズだ。すでに今月中旬から練習に参加しており、近日中にも正式契約を交わす。

 NPB通算97勝を誇る久保は17年シーズン限りでDeNAを退団。18年からは米独立リーグ、メキシカン・リーグに挑戦した。19年にはメキシコのレオンでリーグ最多154三振を奪ったが、条件、環境面で折り合わず退団。所属先を探していた20年にコロナ禍と重なり、その後は浪人生活が続いていた。

 「野球を通じて色んな経験を積みたい。今まで見たことのない世界を肌で感じたい」と話してきた久保は、現役続行を諦めることなく、練習を積んできた。ただ実戦から2シーズンも離れている現状を踏まえ、国内で所属先探しに着手。若手の見本となるベテランを探していたブレイバーズと思惑が一致し、入団となった。

 無給でのプレーとなるが、久保はプレーできる環境を与えられることに感謝している。すでに打撃練習で登板するなど、ブランクを感じさせない動きを披露。3月のオープン戦から実戦登板し、4月の公式戦で正式デビューを飾る方向となりそうだ。12月1日から兵庫ブレイバーズに名称変更するチームにとっても、新たな広告塔となりそうだ。

 今季限りで西武・松坂が引退し、NPBでプレーする同学年の選手はソフトバンク・和田だけとなった。だが、久保も我が道を歩む。プロ入り時に「松坂世代最後の大物」と呼ばれた理論派エースの野球人生はまだ終わっていない。

 ◆神戸三田ブレイバーズ 11年から兵庫ブルーサンダーズとして旧関西独立リーグに所属。13年シーズン終了後に関西独立リーグから脱退し、06BULLSとともにBASEBALL FIRST LEAGUE(現さわかみ関西独立リーグ)を設立。20年に神戸三田ブレイバーズに名称変更し、今年12月1日からは兵庫ブレイバーズとして活動する。今季は4チーム中、首位と2ゲーム差の3位。監督は元阪神の橋本大祐氏。かつては井川慶氏も在籍し、現在は元巨人の坂本工宜が所属している。本拠地は兵庫・三田市のアメニスキッピースタジアム(城山公園野球場)。

 ◆久保 康友(くぼ・やすとも)1980年8月6日、奈良県生まれ。41歳。大阪・関大第一高では3年だった98年センバツ準優勝。松下電器(現パナソニック)を経て04年ドラフト自由獲得枠でロッテ入団。05年に10勝を挙げ新人王。09年にトレードで阪神移籍。13年オフに国内FA権を行使してDeNAへ。18年は米独立リーグ、19年はメキシカンリーグでプレーし、最多奪三振のタイトル獲得。NPB通算304登板で97勝86敗6セーブ、防御率3.70。180センチ、81キロ。右投右打。

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