【ヤクルト】奥川恭伸、第7戦までもつれれば先発有力 高橋奎二とのダブル投入も

スポーツ報知
奥川恭伸

 「SMBC 日本シリーズ2021」第6戦は27日、舞台をほっと神戸に移して行われる。3勝2敗で20年ぶり日本一に王手をかけているヤクルトは第7戦までもつれた場合、奥川恭伸投手(20)、高橋奎二投手(24)をダブル投入する可能性が浮上した。第6戦の先発は今ポストシーズン初登板となる高梨裕稔投手(30)の見込みで26日に敵地入りした高津臣吾監督(53)は、2度目の対戦となる山本攻略へ意気込んだ。25年前に日本一をつかんだ地に帰還したオリックスはエース山本が、第7戦先発が濃厚な宮城に逆転日本一へのバトンをつなぐ。

 20年ぶりの日本一を総力戦でつかみにいく。ヤクルトは第7戦までもつれた場合、それぞれシリーズ初戦、2戦目に先発して好投している奥川、高橋をともに投入する可能性が出てきた。奥川は初戦に先発し、オリックスの絶対エース・山本との投げ合いを演じて7回1失点の好投。勝ち負けはつかなかったが“開幕投手”の責任を果たした。高橋は2戦目に日本シリーズ初登板初完封の快投を見せて、チームに今シリーズ初勝利をもたらした。

 勝負手を打つ準備は整えてきた。高橋はリーグ優勝を決めた10月26日のDeNA戦(横浜)の4番手でリリーフ登板。2回無失点の好投を見せている。一方の奥川は今季全て先発起用されていることから、7戦目を迎えた場合には先発起用が有力視される。

 情報戦が激しさを増してきた。この日、先発投手陣はほっと神戸で練習を行ったが、報道陣に練習が公開された午後4時半過ぎの時点でほとんどのメニューを終了していた。一部の野手が練習を開始した同5時頃にはそろってベンチ裏へと引き揚げた。高津監督は「(ナイター開催時の)投手の動き始めの時間に合わせたことが理由」と説明したが、今シリーズは予告先発を採用していないため、6戦目以降の先発を隠す意図があったとみられる。

 第6戦の先発はポストシーズン初登板の高梨となる見通し。相手先発は山本で1点勝負の厳しい戦いが予想されるが、右腕は日本ハム時代を含めて同球場で3戦3勝と好相性を誇る。高津監督は展開次第では中継ぎをつぎ込む総力戦も覚悟。「正直、そんなにたくさんこちらは点を取れないと思う。いいゲームをするには、相手のエースに勝つには、点を与えないことが一番」と投手陣の奮起に期待した。最終盤までの策を巡らせつつ、まずは目の前の試合で日本一をつかみにいく。(小島 和之)

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