0―2完敗の池田なでしこジャパン 大竹七未さん「サッカーはきれい。でも、泥臭さが足りない」

スポーツ報知
なでしこジャパンの池田太監督

◆女子サッカー国際親善試合 日本0―2アイスランド(25日、オランダ・アルメレ)

 FIFAランク13位の女子日本代表「なでしこジャパン」は25日(日本時間26日)、同16位のアイスランドと対戦。池田太新監督の初陣となったが、0―2で敗れた。元日本女子代表FWの評論家、大竹七未氏は「サッカーはきれい。でも、泥臭さが足りない」と指摘した。

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 池田新監督が就任し、その初戦。メンバーも替わり、フレッシュ感があった。

 攻撃面では、ボールは回るし、人も動く。きれいなサッカーをしていた。でも、相手DFから見れば怖くはなかった。

 アタッキングサード(ピッチを3分割したうちの相手ゴール側)では、なでしこの攻撃は相手DFの前でプレーしていた。ボールが回り、人も動くきれいなサッカーをしていても、タテへの勝負、裏を狙う動きが少ないので、相手DFとしては守りやすい。

 岩渕真奈はドリブルでタテに仕掛けられるが、この日はベンチで出番なし。池田監督の意図としては多くの選手を試したかったのだろうが、岩渕のような変化をつけられる選手は初戦では現れなかった。

 守備面で言えば、簡単にやられ過ぎ。寄せが甘い。もっと、体を投げ出して、粘り強く対応しなければいけない。

 前半14分、先制された失点の場面。センターライン付近で、絶対にやってはいけないパスミスがあり、アイスランドのエースのS・ヨンスドッティルにボールを奪われた。負の連鎖は続いた。そのS・ヨンスドッティルにチェックに行った選手が滑って転んだ。予期せぬパスミスだったこともあるし、滑りやすいピッチ状態だったのだろうと思う。しかし、厳しく言えば、ピッチ状態の確認やスパイクの選択など準備不足だ。代表選手としてはあってはいけないことだ。澤穂希が代表にいた時には、そんな場面は、なかった。

 今のなでしこジャパンの選手は、みんな技術が高い。だから、サッカーはきれいだ。でも、泥臭さが足りない。2011年女子W杯を制した、なでしこジャパンは、もっと泥臭く、ひたむきだった。

 29日(日本時間30日)には、世界トップクラスのオランダと戦う。来年1月には23年W杯予選を兼ねたアジア杯(インド)が、すぐにやってくる。再び、世界のトップを目指すために、なでしこジャパンの伝統ともいうべき「ひたむきさ」がほしい。期待しているからこそ、あえて厳しく提言したい。(元日本女子代表FW、ATSサッカークラブ代表)

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