郡山北工が5年ぶりの全国切符 久保木颯士主将を中心に結束・・・春高バレー福島代表決定戦

スポーツ報知
5年ぶりの春高バレー出場を決めた郡山北工

◆バレーボール全日本高校選手権福島県代表決定戦最終日▽男子決勝  郡山北工3ー0光南(25日、福島トヨタクラウンアリーナ)

 男女の決勝が行われた。男子は郡山北工が光南を3―0のストレートで下し、5年ぶり10度目の全国高校選手権(通称・春高バレー、来年1月5日開幕、東京体育館)出場を決めた。久保木颯士主将(3年)を中心としたコンビバレーが機能しての勝利だった。女子は郡山女子大付が福島成蹊にストレート勝ちし、6年連続23度目の全国切符をつかんだ。エース・本田凜(3年)が21得点しチームを引っ張った。東北勢の全国高校選手権出場校が出そろった。組み合わせ抽選会は28日に行われる。

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 最後はレフトからスパイクを決めた郡山北工の久保木が、仲間たちの輪の中で優勝を喜んだ。決勝で敗れた昨年もレギュラーで、「1、2年生の頃は自分が決められず負けた。今年は絶対に最後の1点を決めてやる」と最後まで強い気持ちでコートに立ち、5年ぶり春高切符をつかんだ。

 平均身長173・9センチと小柄なチームだが、速攻や時間差攻撃など多彩な攻撃で相手ブロックをほんろう。2、3セット目は一時リードを許す展開となるも、飯沼康太監督や二階堂大樹コーチのいるベンチから何度も「前後裁断」と声が飛んだように、ひとつ前の失点やミスからすぐに切り替え、冷静に奪い返してストレート勝ちにつなげた。

 大会1か月前、昨年落とした決勝舞台を「取り切るために」と指揮官が見せたビデオが優勝につながった。二階堂コーチが同校で主将として出場し春高出場を決めた2015年の代表決定戦決勝のビデオを、飯沼監督が同校売店スタッフから借りた。9月は対外試合ができず、10月は焦りからチームも団結しきれていなかったが「勝っていくチームの声掛け、雰囲気づくりを見て、次の日から選手たちが変わった。何がいいか、ダメか選手間で話し合えるようになった」と指揮官は明かす。

 主将として「周りに意見することが苦手だった」と話す久保木も、「二階堂コーチの言動や行動を参考にしたことで喋れるようになった」とビデオに感謝。今大会で最も苦しめられた準決勝を制した後も「久保木は『まだ決勝もある』と目つきが違った。主将らしかった」とコーチも称えた。5年ぶり出場の目標はベスト8。一つになったチームで、もう一度勝利を味わう。(小山内彩希)

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