NHK大河「青天を衝け」最愛の妻を亡くし慟哭の栄一 再婚で気力を取り戻せるか…第37回見どころ

スポーツ報知
体調を崩し、せきこむ渋沢千代(橋本愛、左)

 俳優の吉沢亮が実業家の渋沢栄一を演じるNHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜・後8時)の第37回「栄一、あがく」(28日放送)では、ショックにうちひしがれる栄一に再婚の話が持ち上がる。

 仕事で三菱財閥の祖である岩崎弥太郎(中村芝翫)とバチバチに争う中での愛妻・千代(橋本愛)の死。千代のことが忘れられず、抜け殻状態の栄一に、知人らが勧めたのが伊藤兼子(大島優子)だった。兼子は豪商の娘に生まれたが、明治維新で家業が没落。芸者として身を立てようとする苦労人だ。栄一の心に寄り添うことができるのかもしれない。

 第36回では、視聴者に大きな悲しみが訪れた。幼なじみとして“深谷編”からずっと一緒だった千代が当時はやったコレラに感染。名医による治療もむなしく帰らぬ人になってしまう。「死ぬな、いなくては生きていけねえ」と懇願する栄一に「生きて必ずあなたの道を…」と言い残して力尽きる千代。慟哭(どうこく)する栄一の姿に、SNS上でも「お千代ロスがエグい」「今年1番泣きました」「会社早退したい」と立ち直れないファンが続々と現れている。

 ここまで深い芝居で魅了してきた千代役の橋本。口数が少なくとも、本質を突いた言葉で栄一に大切な何かを気付かせたことも多い。栄一が不倫した際は涼しい笑顔で許し、裏でこっそりため息をついて心情を表現。ネット上でもその演技に絶賛の声が相次いだ。

 橋本は以前のインタビューで、栄一について「いくらでも稼げる商才があったのに、周りの幸せを考えた。理想の人間だと思う」とべた褒め。1年以上、千代を演じてきただけに思いもひとしお。クールなイメージで知られるが、クランクアップの際、最後のあいさつでは「あまり泣くことはないのですが…」と涙を見せたという。

 史実では、91歳まで生きた栄一が42歳の時に千代は亡くなっている。それでもドラマ後半まで登場したのは、いかに栄一にとって存在が大きかったかをうかがわせる。番組関係者も「栄一が海外や地方に行っていた際も、千代に“熱い”手紙を送っていますし、千代も達筆な字で返信していました」と、かなり夫婦仲が良かったことを明かす。

 第36回の世帯視聴率は、裏でプロ野球日本シリーズの第2戦が行われる中、12・2%を記録。テレビ朝日系「ポツンと一軒家」の14・9%に次ぐ数字だった。第37回を含めて残る放送は5回になった。栄一とともに気持ちを立て直したい。

(NHK担当・浦本将樹)

※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請