【神宮大会】大阪桐蔭、最強世代もなしえなかった秋の日本一 史上8校目の4大大会制覇

スポーツ報知
優勝し喜ぶ大阪桐蔭高ナイン(カメラ・頓所美代子)

◆第52回明治神宮野球大会最終日 ▽高校の部決勝 大阪桐蔭11―7広陵(25日・神宮)

 高校の部は、大阪桐蔭(近畿)が毎回の18安打11得点で広陵(中国)との乱打戦を制して初優勝。春夏の甲子園、国体に続いて、史上8校目の4大大会制覇を果たした。近畿地区は来春センバツの神宮大会枠を獲得した。

 初優勝を決めると、大阪桐蔭の松尾汐恩は前田に抱きつき、人さし指を突き上げた。根尾(現中日)、藤原(現ロッテ)らを擁し、2018年に甲子園で春夏連覇した最強世代も果たせなかった神宮V。「自分らが優勝してやる!」と意気込んでいた正捕手が、史上8校目の4大大会制覇に導いた。

 0―0の3回1死一塁、中前への単打性の当たりを好走塁で二塁打にして丸山一喜の先制2点打を呼び込んだ。4回1死一、二塁では左越えに3ラン。7回2死では左越えに高校通算17号を放り込んだ。中学までは遊撃手。前チームからただ一人のレギュラーが、初回の左前打を含めて“サイクル超え”の4安打4打点。巨人の高田スカウト部参与は「肩がいいし、打てる捕手で楽しみ」と注目した。

 今年は、春夏連続で甲子園に出場した年では同校史上最少の計1勝に終わった。夏の甲子園でベンチ入りしたのは松尾と川原、別所だけ。「個々の能力がない。『泥臭く』を意識してやっていた」と松尾。全員野球で秋の府大会、近畿大会に続いて3冠目をつかんだ。西谷浩一監督(52)は「OBたちが頑張ってきたが、なかなか取れないタイトルだった。今年のチームは乗り越えてくれた」と目を細めた。

 松坂(元西武)らがいた横浜(神奈川)は、1997~98年に県大会などを含め唯一のシーズン全9冠を達成した。来春センバツへ、早くも26日から実戦を始める。「力がないのは自分たちが一番分かっている。全てでレベルアップして、春(センバツ)に挑戦したい」と指揮官。貪欲に全タイトルを狙いにいく。(伊井 亮一)

 ◆来春センバツの近畿地区 一般枠6に神宮大会枠がプラスされ、7校が選出される。秋季近畿大会4強(大阪桐蔭、和歌山東、天理、金光大阪)までは当確。8強の残り4校のうち、地域性や準々決勝の内容から、東洋大姫路に加えて京都国際も有力となりそう。残る1枠は、地域性の近江と試合内容の市和歌山とで争われるとみられる。

 ◆高校記録メモ

 ◇4大大会制覇 大阪桐蔭が春夏の甲子園、国体に続いて神宮大会を初制覇。19年の中京大中京に次ぎ8校目(他に帝京、横浜、報徳学園、早実、日大三、高松商)。また、4大大会の総優勝回数は12度(春3夏5国体3神宮1)となり、PL学園と横浜を抜き、単独2位に浮上。1位は中京大中京の16度(春4夏7国体4神宮1)。

 ◇決勝の両チーム最多安打 大阪桐蔭18、広陵15の計33安打。99年の四日市工13、敦賀気比19の計32安打を抜き歴代最多。また、大阪桐蔭の18安打は、99年敦賀気比と12年仙台育英の19安打に次いで歴代3位。

 ◇個人1試合2本塁打以上 大阪桐蔭・松尾汐恩が記録。19年準決勝の天理・河西陽路(対中京大中京=3本)以来、16人目(17度目)。

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請