将棋女流名人リーグ 鈴木環那女流三段「今の自分の実力は挑戦者にふさわしくないです」

スポーツ報知
鈴木環那女流三段(カメラ・矢口 亨)

 将棋の第48期岡田美術館杯女流名人戦(主催=報知新聞社・日本将棋連盟、特別協賛=(株)ユニバーサルエンターテインメント)の女流名人リーグ最終一斉対局が25日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、単独首位の伊藤沙恵女流三段(28)が香川愛生女流四段(28)に先手の85手で勝利してリーグ8勝1敗で優勝を果たし、里見香奈女流名人(29)=女流王位、女流王将、倉敷藤花=への挑戦権を獲得した。

 1敗差で追っていた鈴木環那女流三段(34)は加藤圭女流二段(30)に勝ち、7勝2敗でリーグを終えたものの、悲願のタイトル初挑戦を懸けた挑戦者決定プレーオフ進出には至らなかった。

 局後の談話は以下の通り。

 ―プレーオフの可能性が残る一日でした。

 「私、普段は人の将棋を見ないようにしているんですけど、さすがに今日は昼食休憩の時に伊藤・香川戦の進行をチェックしてしまいました…。失礼かもしれないですけど、香川さんが苦しそうな局面に見えたので、ちょっと挑戦の目は無いのかな…と思ってしまい…。そんなことを思ってしまう精神的な弱さも含めて、今日だけでも多く課題が見つかりました」

 ―相手の加藤圭さんには過去1勝2敗。強敵でした。

 「伊藤さんの結果いかんの前に、自分が加藤圭さんに勝てる可能性は低いんじゃないかなと思っていました。最近、強くなるのは難しいな…とずっと感じていて、2週間くらい今日のことばかり考えたのに、全く自信なく迎えたので」

 ―でも、終始リードを奪った完勝でした。7勝2敗は堂々の結果です。

 「これまでは残留のことしか考えられなかったんですけど(過去3年で)5勝4敗、6勝3敗、7勝2敗と徐々に良くなってきて、今回は最終戦に挑戦権争いで残っていた。感慨深いことでした。挑戦者になれたらどんなにいいことかと思いながらも、今の自分の実力では挑戦者にはふさわしくないとも思います。来期、残留も難しいと思っていますので、もう不安でしかないです」

 ―森内俊之九段のユーチューブチャンネルで「鈴木環那タイトル戦への道」コーナーが誕生して以来、ファンからの熱い期待を受けている。

 「本当にありがたいことです。コーナーが始まって1年半以上過ぎているので、結果を残したい、結果が欲しいと思うようになりました。でも、加藤桃子さんや伊藤沙恵さんと比べると私はまだまだ力も成績も安定していないです。彼女たちの自然と湧き上がってくる強い意志というものは、本当に強いものなんだと感じています。あー、来期は怖いな~。でも2位でスタートできるんですよね。頑張りたいです!」

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