平幕・阿炎が自己新11勝目 照ノ富士を1差追走 異例の横綱戦の可能性も

スポーツ報知
玉鷲(右)を突き出しで破った阿炎

◆大相撲九州場所12日目(25日、福岡国際センター)

 西前頭15枚目・阿炎(錣山)が、同6枚目・玉鷲(片男波)を突き出しで下して11勝目。自己最多となる勝ち星を挙げ「一番一番集中しているのは変わらない。しっかり、今日の一番を取り切った」とうなずいた。

 優勝経験者の玉鷲に立ち合いから押し込まれる。だが今場所の阿炎は、ここから引かない。「押し始めたら止まらない人」という相手を右のど輪で起こすと、そこからのど輪の連続で押し切った。馬力の玉鷲相手に圧力勝ちし「自信になる」と胸を張った。

 一人横綱の照ノ富士(伊勢ケ浜)が無敗を守り、大関・貴景勝(常盤山)と1差で追走する。2敗はおらず、13日目は上位戦が崩されて貴景勝との直接対決が組まれた。審判部の藤島副部長(元大関・武双山)は今後の編成について「貴景勝は、照ノ富士戦が確実にある。阿炎ももしかしたら当たるかもしれない。明日の結果次第ですけど」と説明。貴景勝に勝てば、横綱戦の可能性もある。

 昨年7月場所中に協会のガイドライン違反が発覚。3場所出場停止から再起した。八角理事長(元横綱・北勝海)も「押されても押し返すという気持ちがある。力強い。精神的な強さがある。成長したなと思いますよ」と目を細める快進撃。勢いそのままに初賜杯をうかがうが「全く気にしてない。また明日、相撲に集中したい」と、今の阿炎に一切の雑念はない。

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