リバプールのクロップ監督、先発フル出場の“タッキー”南野を絶賛「非常にハッピーだ」…2-0完勝で欧州CL5連勝

スポーツ報知
先発フル出場した南野は果敢にタックルを仕掛けた(ロイター)

◆欧州CL第5節B組 リバプール2-0ポルト(24日英リバプール、アンフィールド)

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)は24日、各地で1次リーグ第5戦の8試合が行われ、A組のマンチェスター・シティー(イングランド)とパリ・サンジェルマン(フランス)などが1試合を残してベスト16による決勝トーナメント進出を決めた。昨季準優勝のマンチェスターCはパリSGに2―1で逆転勝ちして勝ち点12で首位、パリSGは同8の2位で突破が決まった。B組で1位が確定していたリバプール(イングランド)の南野拓実は、2―0で勝ったポルト(ポルトガル)戦にFWでフル出場した。南野は3トップの中央で先発した。

 リバプールは前節のA・マドリード戦を制して今季の欧州CLグループ戦4連勝を飾り、早くもB組の1位通過を確定させていたこともあり、この試合で、クロップ監督はファン・ダイク、アレクザンター・アーノルド、ロバートソン、ヘンダーソン等の先発レギュラーを外し、19歳MFモートンをはじめ、控え選手を起用。南野もこの流れに乗って今季欧州CL戦の初先発を果たした。

 確かに結果はそれほど求められない試合ではあった。しかし、エースのサラーとマネを両脇に従え、3トップ中央で南野が先発。欧州強豪の一角であるリバプールの欧州CL戦で日本人アタッカーが堂々とセンターフォワードを務めた。

 またこの先発起用には、プレミアの前節アーセナル戦で後半31分に途中出場してわずか48秒後にゴールを決めた南野に対し、「チームの全員が喜んでいる」と語ったクロップ監督の期待がこもっていた。

 南野もそんなドイツ人闘将の思いに応えるように、キックオフ直後から機敏な動きで休みなくプレスをかけ、ピッチを縦横無尽に駆け抜けた。

 ただし、急造チームの連携は途切れがち。真剣勝負の意味合いが薄れた試合で攻撃的な場面がなかなか作れず、前半は南野に見せ場が回ってこなかった。

 しかしそれでも今年最後となる本拠地での欧州CL戦。後半7分、PA外、25メートルの位置から相手のクリアボールをMFチアゴが直接右足のハーフボレーで蹴り返し、地をはうような低弾道のスーパーゴールを決めると、リバプールにいつものリズムが戻った。

 続く後半17分。いよいよ南野に待望の見せ場が訪れる。左サイドからマネが右足で放ったシュートが相手のDFに当たって、ふんわりとPA内に舞い上がったボールが右サイドに流れて日本代表MFに届いた。このチャンスに背番号18がすかさず反応。頭の上から落ちてきたボールの軌道をしっかりと見極め、右足をきっちり合わせてゴールネットを揺らした。しかしこれが惜しくもわずかにオフサイド。アーセナル戦に続く2試合連続ゴールが幻と消えた。

 リバプールは後半25分に2点目を追加。エース・サラーが右サイドで主将ヘンダーソンからのパスを受けると、軽やかなステップで相手DFのスライディングを交わして中央に切り込むと、自慢の左足を振り抜き、この試合の勝利を確定させるゴールを奪った。

 試合後の会見で、後半26分の選手交代から南野のポジションを3トップの右サイドに動かしたことに対し、「中央のプレーに満足できなかったことがあるか?」と質問が飛んだ。するとクロップ監督は笑い声を立て、「タキ(南野の愛称)のプレーに関しては完全に満足していたよ」と笑顔で反論。そしてポジション・チェンジは選手交代で生じた”戦略的な必然”と説明した。

 さらにはリバプール3トップの右サイドは単純なウインガーでは務まらないと説明。「例えばサラーが右サイドに入っても、ただ単にウインガーの仕事をするだけではない。ウィンガーであり、次の瞬間にはストライカーとなってセンターフォーワードとなり、その時々に要求される役割を果たす。(そうした意味で)私はタキに関しては非常にハッピーだ」と語って、南野がリバプールの攻撃的選手に要求されるユーティリティー性を備えていることを示唆していた。(英通信員・森 昌利)

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