ノルディーア北海道が節目10度目出場 初の2勝狙う・・・27日皇后杯開幕

皇后杯へ意気込むノルディーア北海道の選手たち
皇后杯へ意気込むノルディーア北海道の選手たち

 第43回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会が27日、静岡・藤枝総合運動公園などで開幕する。8年連続10度目出場のノルディーア北海道は、1回戦で全日本高校女子選手権2連覇中の藤枝順心(静岡)と戦う。サッカーと仕事を両立する集団は、昨年度のINAC神戸戦(2回戦0●4)を経て成長。今季なでしこリーグ2部を初めて戦った経験も糧に、歴史を塗り替える。

 皇后杯常連が節目の出場で過去最高を狙う。ノルディーアは10回目の大舞台に挑む。昨年まで札幌東商高女子サッカー部を指揮し、今季就任した詫間美樹監督(37)は「大会が近づくにつれ雰囲気も高まっている。まずは初戦が大事。高校NO1にチャレンジ精神で向かいたい」と力を込める。

 初戦突破は過去2回あるが、2勝はない。昨年度は1回戦(3〇1、流通経済大=茨城)で11年度以来9年ぶり1勝も、今季新設のWEリーグでも首位を独走する強豪INAC神戸に2回戦で0―4で完敗した。そこから5人退団、8人新加入の今季、初昇格のなでしこL2部で8チーム中5位と奮闘。フルタイムの仕事と両立する選手が大半で、詫間監督は「仕事は仕事で日々反省もあるし、特に若い子は苦労する。心のバランスを保つためにも、やりがい、充実感がないとサッカーを楽しめない」。4―4―2、4―5―1などを使い分け、多くの選手に実戦を積ませながら底上げを図ってきた。

 リーグ前半は守備を徹底的に磨き、後半はGKからしっかりつなぐスタイルを構築。今まで以上に多くの選手が絡んだ得点はやりがい向上にもつながった。ティッシュ・トイレットペーパー会社の営業を行う176センチセンターバック湊明穂(24)は守備の要。札幌市出身で下部組織から育ち、今季はリーグ通算100試合出場(チャレンジリーグなども含め)も飾った。昨年のINAC戦も出場。「テレビでしか見たことない選手と戦って力の差も見せられて。悔しい経験も糧にみんなで成長できた」と話すように、手応えは深まっている。

 毎年、シーズン最終戦になる皇后杯。今季の集大成を見せようとチームは燃える。給食委託会社事務員として働きながら副将を務める、士幌町出身のMF渡辺明日華(28)は「1回戦から内容と結果を積み重ねたい。過去最高を狙いたい」と代弁。成長続けるノルディーアが、新たな歴史を刻みにいく。(川上大志)

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