阿炎1敗キープの10勝目、3人目の再入幕優勝へ「感謝の気持ちを忘れない」

スポーツ報知
宇良(奥)を突き倒しで破った阿炎(カメラ・豊田 秀一)

◆大相撲九州場所11日目(24日・福岡国際センター)

 西前頭15枚目・阿炎が、東同7枚目・宇良との好調同士の対決を突き倒しで制し、1敗をキープした。無傷の11連勝で単独トップを守った横綱・照ノ富士を1差でピタリ追走。昨年7月場所の照ノ富士以来、3人目となる再入幕場所での優勝へ向け、白星を重ねる。大関・貴景勝は連敗を免れ1敗を守った。それに続くのは2敗の関脇・御嶽海、平幕・玉鷲、北勝富士の3人。

 阿炎の勢いが止まらない。宇良の低い当たりをもろ手で止めて突き倒し。「(相手は)小さくて動くイメージ。よく見て、足を出して手を出してという感じで」。19年夏場所以来の10勝目だ。

 昨年7月場所中の協会のガイドライン(指針)違反による処分で一度幕下に落ち、再入幕を果たした今場所。1敗を守りV戦線に残る。以前なら陽気に「優勝」を掲げていたが、一度は引退も覚悟し猛省を繰り返した今、謙虚さを保つ。「師匠(錣山親方=元関脇・寺尾)にも場所前に言ってもらったように、感謝の気持ちを忘れないことを一番意識している」。白星に必要以上に気持ちが向かないことで、「集中力が以前と違う」という。

 再入幕Vなら、昨年7月場所の照ノ富士以来3人目。以前は一切見ていなかった次戦の相手の相撲も、宿舎で必ずチェックする。今後の成績次第では上位戦が組まれる可能性もある。「自分の相撲を取るために準備して土俵に上がりたい」。怖いくらいに落ち着いている。(大谷 翔太)

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