【日本S】ヤクルト・サンタナ、シリーズ初安打が逆転V弾「まだ終わってない」日本一へ全力プレー誓う

スポーツ報知
お立ち台でヒゲポーズをとるサンタナ(カメラ・堺 恒志)

◆SMBC日本シリーズ2021 第3戦 ヤクルト5―4オリックス(23日・東京ドーム)

 狙った獲物は決して逃さない。7回2死一塁。カウント2ボールから真ん中高めに飛び込んできた131キロのスライダーにサンタナが反応した。「とにかく強く振れる球を待っていた」。長いリーチでフルスイング。打球が右中間の客席に飛び込むのを確信すると、一塁側ベンチで一斉にガッツポーズをつくった仲間に視線をやりながらゆっくりと一塁へ走り出した。逆転の2ランはシリーズ12打席目での初安打。「1球で仕留められたことがとてもよかった。結果的に最高でした」とお立ち台で声を弾ませた。

 2019年はマリナーズに所属し、東京ドームでの開幕戦で逆転満塁本塁打を放った。その時も逆方向の右翼席に放り込んでいて、思い出の球場で再び技ありの打撃を披露した。

 5回2死満塁。中村の中前適時打で一塁から三塁へ。三塁手・宗の二塁送球が左翼方向へそれたのを見て、頭から飛び込んで本塁を陥れた。「三塁手がどこに投げたか見えてないが、ゴーと聞こえたので全力で走った」と振りかえる。「おとなしそうに見えて次へ次へという気持ちがすごく出る選手。積極的に打ちにいく、守りにいく。そういう姿勢は絶対に崩さない選手」と高津監督。全力プレーでチームを盛り上げる。

 今季、ともに入団したオスナとは神宮での試合後にそろって家路につくなど公私ともに仲がいい。そのオスナも第2戦で適時打を放ち、この日は好投の田嶋からチーム初安打を放った。「来日当初からスタッフの対応がよくて僕たちは活躍できている」と周囲に感謝した。この日無安打に終わった山田、村上のマークが厳しくなればサンタナへの期待は高まる。ヒーローインタビューを「まだ終わってない」と締めた助っ人。日本一へ全力プレーを続ける。(秋本 正己)

 ◆ドミンゴ・サンタナ(Domingo Santana)1992年8月5日、ドミニカ共和国生まれ。29歳。2009年フィリーズと契約。14年アストロズでメジャーデビュー。ブルワーズ、マリナーズを経て昨年はインディアンス。MLB通算77本塁打。21年ヤクルト入団。195センチ、104キロ。右投右打。年俸1億400万円。

 ▼外国人43年ぶり逆転V弾 サンタナ(ヤ)が7回に決勝点となる逆転2ラン。ヤクルト外国人の本塁打は、01年第1戦のラミレス以来8人目。この日は勝利打点にもなり、外国人の勝利打点は、97年第1戦のテータム以来、球団7人目8度目だ。この日は、逆転のV弾。チームで逆転の決勝本塁打は、78年第2戦マニエル、同第4戦のヒルトン、15年第3戦の山田哲人に次いで球団4本目。外国人では43年ぶり3本目だった。

 サンタナは、この一発が出るまで、11打席ノーヒット(8打数無安打、3四球)とサッパリだったが、起死回生の一発で試合を決めた。

 この日は、形勢が4度変わる4転試合。4転試合は18年広島・ソフトバンク第5戦以来だったが、シーソーゲームをヤクルトが制した。(福山 智紀)

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