シンガー・ソングライターの絢香(33)が23日、東京・国立代々木競技場第一体育館でデビュー15周年の全国ツアー(27日まで全22公演)の東京公演を行った。
9月に開幕した2年半ぶりの有観客ライブ。感染拡大予防対策のガイドラインに沿って実施され、一夜限りの特別編成でコーラス3人が参加した。
割れんばかりの拍手を浴びた絢香は「15周年、本当にありがとうね。ありがとう。うれしい…」と感激。「ありがとうの気持ちを歌で届けるのはもちろん、コロナ禍で1年半、いろいろな変化があったり、我慢があったと思う。モヤモヤが少しでも浄化するように、明日がいい日になるように、そんなライブがしたいと思う」と約束した。
「できるだけいろいろな時代の曲を入れたいと思った」。メジャーデビュー曲「I believe」や代表曲「三日月」、NHK連続テレビ小説「花子とアン」の主題歌「にじいろ」など、自身の音楽活動の歩みをたどる18曲。新曲「キンモクセイ」も披露した。
「15年もたったのに、長く聴いてくれる方がいるのはありがたいです」としみじみ。「ライブをしても、こうして足を運んでくれるみんながいるから。ありがとう」と感謝の言葉を繰り返した。エンディングでは感極まって涙を流した。来年2月1日に新アルバム「LOVE CYCLE」をリリースする。