箱根駅伝復活出場を目指す日大に武者由幸元監督がコーチとして復帰 予選会21位惨敗から再建期す

日大駅伝チームのコーチとして復帰した武者由幸元監督(左)。小川聡監督を支え、箱根駅伝復活出場を目指す
日大駅伝チームのコーチとして復帰した武者由幸元監督(左)。小川聡監督を支え、箱根駅伝復活出場を目指す

 箱根駅伝で優勝12回、出場89回ともに歴代3位を誇る名門ながら、今年10月の予選会ではチームワーストの21位と惨敗した日大に、武者由幸元監督が11月1日付けでコーチとして現場復帰したことが23日、分かった。「約1年半ぶりにチームに戻ってきました。今の日大は弱いですが、必ず、立て直します」と武者コーチは箱根駅伝復活出場へ意欲を示した。

 日大駅伝チームの監督人事は昨年から迷走に次ぐ迷走が続いていた。昨年1月の第96回箱根駅伝で18位に終わり、6年連続でシード権を逃した。その結果を受け、昨年6月に37歳(当時)だった若手の武者監督が退任し、77歳(当時)の大ベテランの青葉昌幸監督が就任した。1990年度に大東大の監督として史上初の学生駅伝3冠に輝いてから30年。大東大監督を退任した2000年以来、20年ぶりの現場復帰だった。日大OBでもある大ベテランの青葉監督は東京・稲城市の選手寮内にある監督室に住み込み、約60歳も年下の学生と暮らした。練習メニューに「縄跳び」が取り入れられることがあったが、チーム強化につながらず、昨年の予選会はチーム史上ワーストの18位で大敗した。

 結局、青葉監督は今年の3月末で退任。就任から、わずか10か月後のことだった。

 後任として、小川聡監督が就任。日大OBの小川監督は、1990年代前半にはコーチの肩書ながら、実質的な監督として日大を率いた。横浜銀行女子監督に転身した後、01~08年、13~16年に日大監督を務めた。今回で事実上、4度目の登板となった。小川監督は、元長距離ランナーには見えない大柄な体格がトレードマークの親分肌。しかし、チームを立て直すことはできず、今年10月23日の予選会では昨年よりさらに順位を下げてチーム史上ワーストの21位で2年連続で敗退した。

 日大再建の一策として、小川監督の「第3次政権」でコーチとして支えた武者元監督が再びコーチに就任。結局“1周回って”数年前と同じ「小川監督―武者コーチ体制」に戻った。同体制だった2014年の第90回箱根駅伝で7位となった実績があるが、それ以来、シード権(10位以内)から長く遠ざかる。まずは2023年の第99回箱根駅伝で復活出場が大きな目標となる。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請