箱根駅伝シンポジウム 東京五輪代表の4選手が「箱根路と東京五輪」を語る

スポーツ報知
箱根駅伝シンポジウムに出席した(左から)中村匠吾、服部勇馬、相沢晃、伊藤達彦

 箱根駅伝シンポジウム(報知新聞社後援)が22日、コロナ禍の影響で昨年に引き続き、オンラインで開催された。「箱根路と東京五輪」をテーマに、関東学生陸上競技連盟の駅伝対策委員長を務める山梨学院大の上田誠仁監督を司会者として、東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(富士通)と服部勇馬(トヨタ自動車)、同男子1万メートル代表の相沢晃(旭化成)と伊藤達彦(ホンダ)が語り合った。

 学生時代、箱根駅伝で最も印象に残っているシーンについて4選手は、それぞれ以下のように語った。

 中村「4年時の1区です(区間賞獲得)。チームのためにいい仕事ができました」

 服部「4年時の2区です(2年連続で区間賞獲得)。運営管理車に乗っている酒井(俊幸)監督に『お前が目指すのは世界だ』と声をかけてもらったとき『4年間、このチームで走ってきて良かった』と思えました」

 相沢「4年時の2区です(区間新記録=当時=の区間賞)。伊藤君との競り合いは『ランニングデート』と言われていますけど、後輩や応援してくれる方々に熱い走りで応えることができたと思います」

 伊藤「やはり、4年時の2区です(区間2位)。相沢君と競り合い、歴代3位(当時)の記録で走ることができましたし、チームとしても最高の5位で初のシード権(10位以内)を獲得することができました」

 今年夏の東京五輪では4選手いずれも苦しい戦いとなった。男子マラソンで中村は62位(2時間22分23秒)、服部は73位(2時間30分8秒)。男子1万メートルで相沢は17位(28分18秒37)、伊藤は22位(29分1秒31)。それぞれ、東京五輪を振り返りつつ、次への目標を語った。

 中村「思うような結果を残せず、悔しい。五輪前の残り半年、故障に苦しみましたが、それも含めての結果です。五輪が終わって、体を休めた後、じっくり考えました。ここから、もう一度、パリ五輪に向けて戦える準備をしていきたい」

 服部「ふがいない結果で悔しい。実力を最大限に発揮しないと、入賞に届かない。2時間3分台、4分台を見定めて練習していかなければなりません。パリ五輪で入賞を目標にやっていきたい」

 相沢「世界との差を改めて感じました。世界の中で、自分の立ち位置は、どの辺なのか、分かりました。パリ五輪でも1万メートル代表になることを目指します」

 伊藤「ふがいない走りでした。世界との差を実感しました。この経験が次につながると思っています」

 今後の目標について4選手はボードに力強く記した。

 中村「強いマラソン選手になる!」

 服部「パリオリンピックマラソンで入賞 2時間3分台で走る!」

 相沢「パリ五輪入賞 5000m日本新 10000m26分台!」

 伊藤「10000m26分台! ニューイヤー駅伝初優勝!」

 日本人初の五輪選手として1912年ストックホルム五輪マラソンに出場した金栗四三さんは無念の途中棄権。その教訓を次代につなぐために「世界に通用する選手を育成する」という理念を掲げ、1920年に箱根駅伝が創設された。東京五輪で「箱根から世界へ」を体現した4選手は、再び、2024年のパリ五輪を目指す決意を明かした。

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