静岡高・斎藤童獅投手と、慶大・来音外野手の兄弟対決が実現・・・オータムフレッシュリーグ静岡

試合後、笑顔を見せる慶大・来音と静岡高・童獅(左)の斎藤兄弟
試合後、笑顔を見せる慶大・来音と静岡高・童獅(左)の斎藤兄弟

◆大学野球 オータムフレッシュリーグin静岡 ▽最終日 慶大2-0静岡高(21日、草薙球場)

 静岡高は東京六大学の慶大に0―2と善戦した。8回、静岡高・斎藤童獅投手(1年)とOBの慶大・来音(らいね)外野手(2年)の兄弟対決が実現。弟の童獅が甲子園に2度出場した兄を遊ゴロに打ち取ったが、遊撃手の悪送球という思わぬ結果に終わった。静岡高先発のエース・吉田優飛(2年)は7回5安打1失点と、格上の大学生相手に堂々とした投球を披露した。

 ボールとバットで会話した。8回先頭、慶大が代打・来音を送ると、静高もすかさず童獅をマウンドへ。1―1からの3球目、童獅こん身の直球に来音の体勢が崩される。打球は平凡な遊ゴロだったが、送球が高く浮いて失策が記録された。

 “優勢勝ち”となった弟は「楽しかった。全部真っすぐでいきました」。貫禄を見せられなかった兄は「正直、球は遅かった。でも悔しいです」と苦笑した。家族が総出で駆けつけた中で実現した初めてのガチンコ対決。球場もこの日一番の温かな拍手に包まれた。

 童獅は「(兄は)今でも一番尊敬する存在」という。年末年始の帰省中、自分は休むつもりだったのに元日からトレーニングを開始する姿に胸を打たれた。「全てにおいて見習わないといけない」と心に誓った。

 この先は再びそれぞれのステージで歩んでいく。来音は「来年はリーグで活躍できるようにコツコツ頑張りたい」と話し、弟に「しっかり体を作ってエースになって」とエールを送った。伝え聞いた童獅は「自分も甲子園で活躍できる選手になりたい」ときっぱり言い切った。互いを思い合う斎藤兄弟の物語は、まだまだ続いていく。(武藤 瑞基)

 〇・・・静岡高・吉田優は140キロ台の直球に変化球を織り交ぜ、慶大打線に一度も連打させず7回5安打1失点。「しっかり試合を作れた」とうなずいた。静高OBの藤田大和外野手(1年)からは3三振を奪取。「しっかり、丁寧にということを意識した」と“下克上”に胸を張った。東海大会は初戦敗退してしまったが、視線は来春に向いている。「筋トレ、走り込みで体力を上げます」と冬場のステップアップを宣言した。

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