藤井聡太竜王を破ってJT杯連覇・豊島将之九段「諦めずやっていく」

スポーツ報知
JT杯連覇を達成した豊島将之九段

 第42回将棋日本シリーズJTプロ公式戦決勝・藤井聡太竜王(19)=王位、叡王、棋聖=対豊島将之九段(31)戦が21日、千葉市の幕張メッセで行われ、先手の豊島九段が95手で勝ち、大会連覇を達成した。

 竜王を奪われて8日後、無冠となった豊島が四冠への逆襲に向け、価値ある1勝を挙げた。藤井相手に王位挑戦敗退、叡王失冠、竜王失冠とタイトル戦に全て敗れて7連敗中だったが、一矢報いてのV2となった。

 会見での一問一答は以下の通り。

 ―今期、タイトルを2つ奪われた藤井竜王を破っての連覇になった。

 「自分の中では負けてる印象が強いので、実力をつけていかないといけないと思っています。今年、藤井さんと指すのは最後だろうと思って、良い形で終わったのでこれからに繋いでいけたらと思います」

 ―対藤井戦は7連敗でした。

 「前向きにいこうと。実力をつけないと勝負していけなくなってしまうので。相当に実力差はあると思うので相当頑張らないといけないと思います」

 ―本局を振り返って。

 「できるだけ前に出ていく将棋を、と思っていたので、迷いなく考慮時間を残して指し進められたと思います」

 ―竜王戦(13日に決着)から間もない中での決勝でした。

 「4連敗は本当にふがいなかったと思っていますし、切り替えてやっていかないといけないと思っていました。終わってすぐに棋王戦(16日・糸谷哲郎八段戦)があって、なんとか結果を出せたんですけど、順位戦(19日・佐藤康光九段戦)では負けてしまったので、なんとか気持ちを上げていかないと、と思っていました」

 ―趣味のNBAを観る時間はなさそうです。

 「全然勝ててないので、NBAを観ることだけが楽しみというか…応援しているチーム(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は調子がいいので、それはリフレッシュになっています」

 ―前に出ていく、という姿勢を強調する理由は。

 「負けが続いているので迷うのを防ぐためと早指しということもあります」

 ―決勝に臨む前に寄せた色紙の揮毫は「無倦(むけん)」。諦めず、倦まずという意味だと思いますけど、込めた思いは。

 「結果は出ていないですけど、諦めずにやっていくしかないので。何か結果を出せるまで、少しずつやり方を変えて努力していくしかないです」

 ―竜王戦で敗退した時の気持ちは。

 「相当に実力不足を痛感したので、24日以降は時間ができるので、実力をつけられるようにやっていくしかないです。やっぱり将棋を指せているだけでありがたいことですから。実力差があると思っても、自分の指し手を指していくしかない。自分の指し手を信じて指さないといけない」

 ―公開対局での藤井戦に勝利した。

 「これをきっかけに実力差を埋めていかないといけない。諦めない姿勢を示せたのはよかったです。ファンの方をお見送りさせていただきましたが『ずっと応援しています』といったことをたくさん言っていただき、励みになりました。たった数秒でも表情などで伝わるものがあります。これから頑張るしかないですね」

 ―7連敗からの1勝。

 「ひとつ結果を出せてよかったと思っています。この夏からずっと負けが続いているので、今回結果が出せましたけど、内容的にはまだ差を感じるので、優勝を励みに頑張っていきたい。たくさん将棋を指してきましたけど、縮こまって負けるのはいちばん良くないこと。強い相手だからこそ積極的に、というのは思っています」

 ―課題は。

 「全体的に実力をつけないと、と思っていますけど、自分の実力が落ちているわけではないと思うので、(藤井竜王の)成長スピードが早いのかなと感じています。中終盤で読み負けていることが多いです。序盤の研究や持ち時間の使い方は短期間で修正が効きますけど、読みや大局観を変えていくのは時間がかかると思います」

将棋・囲碁

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請