穴にはまった三浦佳生 攻めた演技で大逆転V「諦めずにやることが大切」…全日本ジュニア・フリーを終えて一問一答

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男子フリーの演技を終えてガッツポーズする三浦佳生(11月21日撮影=カメラ・矢口 亨)

 ◇全日本ジュニア選手権男子フリー(11月21日、名古屋市日本ガイシアリーナ)

 ショートプログラム(SP)7位の三浦佳生(目黒日大高)は4回転サルコーと4回転トウループ―3回転トウループのコンビネーションジャンプを成功。後半の4回転トウループは転倒して壁にも激突したが、攻めた演技で165・28点の高得点。合計合計229・28点を挙げ、大逆転で初優勝となった。SP1位の壷井達也(神戸大)が146・55点。合計227・60点で2位。SP2位の吉岡希(西宮甲英高)が123・25点の合計191・60点で3位に入った。フリー後の三浦の一問一答は以下の通り。

 ―演技を振り返って。

 「本当に不安があって、今までの努力が無駄だったんじゃないかと思っていたんですけど、フリーでいい演技ができてホッとした気持ちとうれしさでいっぱいです」

 ―キスアンドくらいでは涙もあった。

 「いやもう本当にホッとした気持ちと不安から解放されて、安どという感じでした」

 ―SPでは悔しい思いもした。

 「やっぱり、こういうときもある、しようがないと思って、フリーでこういうことがないように気を付けて、6

分間練習でも穴をしっかりチェックしたのでうまくいってよかったです」

 ―冒頭の3アクセルを成功させた。どんな思いだった。

 「行けると思って、体も動いていているし、アクセルの感触もよく入ったので、そのあとも跳び続けました」

 ―4回転を2本着氷した。

 「いい4回転が飛べたと思います。僕の中でもいいジャンプでした」

 ―次の目標は。

 「やっぱり世界ジュニアに出て表彰台に入ることと、一番は全日本選手権で最終グループにはいることが目標です」

 ―全日本に向けて。

 「次まで1か月、たぶん出られると思うので、その特にジュニアとはショートが特に違うので、そういった部分も含めて、課題のスタミナも前よりは改善していると思いますけど、さらに良くしていけるように頑張りたいです」

 ―ミスのところの原因はどう分析する。

 「いや、本当に跳び上がる瞬間に、いつもはいい時は、すべらせて跳べていけるんですけど、そこがトウから踏切足のエッジが離れて飛び上ってしまって、空中で、途中でばらけた状態で4回転になったのが原因だと思います」

 ―(4回転トウループの転倒で)フェンスに当たった影響は。

 「打ち所がよかったというか、あの、本当に全く痛くなくて頭も次のジャンプと行っていたので、切り替えがスムーズにいきました」

 ―全日本選手権、世界ジュニアの話があった。SP後はどう気持ちを切り替えた。

 「本当に終わった後は1年間無駄だったのじゃないのかなと考えたこともあったですけど、いろいろ先生とかスケートの友達だったりが励ましてくれて、そのおかげで無事にこうやっていい演技ができることができてよかったです」

 ―6分間練習だけじゃなく、滑走直前も下を見ていた。

 「そうですね、ずっと穴、確認していました」

 ―昨日の失敗が今後に生きると思う。ポジティブに考えられるようになるか。

 「もちろん、はい。ショートが終わった時は全日本ジュニアは1年に1回なので、優勝がなくなったとその日は思っていて、昨日はその瞬間はそう思ったんですけど、考えて、考えて、考えた結果にこういう経験も大事だと思って、この経験をしたおかげで、今日みたいに穴を確認してちゃんと臨むことが出来て、結果的に良かったので、やっぱり長い目で見たときはよかったんじゃないかなと思います」

 ―お客さんに見てもらう機会もあった。自分の色を出せているか。

 「もうめちゃめちゃあります。僕はステファンさんの演技を見て、この曲を選んだんですが、ステファンさんとは違った魅力というか、それで今回の演技で皆さんに感じていただいてよかったかなと思います」

 ―鍵山、佐藤もGPシリーズで表彰台に上った。

 「やっぱりきょう朝起きて、いつもなら見ているんですけど、きょうは試合前と言うこともあって見ていないんですけど、2人がワンツーで駿もルッツを決めて優真もミスはありましたけど、全体的にあの、仕上がっている演技でワンツー取ったのが刺激になって、それよりもGP初戦の時、優真がショート7位から巻き上げて優勝というのを見て、まだまだ分からないという気持ちも僕に芽生えて、僕も7位だったのですごい良かったです」

▶表彰式後に

 ―表彰式を終えて優勝した気持ち。

 「えっとー、そうですね。まあ、優勝できるというふうには思ってはいなかったので、正直ビックリしている気持ちと初優勝うれしかったです」

 ―逆転優勝が決まった瞬間は。

 「体がふわふわしていました。なんか、オレ? みたいな、まだ信じられていない気持ちとうれしさのふわふわ感がミックスしていました」

 ―昨日の言葉を有言実行した。

 「いや、もう結果的に良かったので良かったです」

 ―逆転勝ちは大きな財産になる。

 「やっぱり諦めずにやるということが大切だということを改めて学びました。まあ、本当にこの先いつかは絶対にあると思うので、そういうときも諦めずに頑張ろうと思いました」

 ―表彰式前、ロッカーから賑やかな声が聞こえた。

 「いや、もう、あの、おめでとうという声だったり、あのー、合計でその点数くらいだよというふうな自虐的なネタが多くて面白かったです。(吉岡)希だったり、(朝賀)俊太朗だったり、(中村)俊介だったり、面白い人たちがいました。けっこう、そこら辺の人たちとは仲良くさせてもらっているのですごい面白いです」

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