百獣の王演じ“キング”になった樋口新葉 会心演技にガオーポーズ…GPフランス杯女子フリー終え、一問一答

スポーツ報知
フリー「ライオンキング」の会心演技に絶叫する樋口新葉(ロイター)

◆GPシリーズ第5戦・フランス杯 女子フリー(11月20日、グルノーブル) 

 ショートプログラム(SP)6位の樋口新葉(明大)が冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷し、自己ベストを5点以上更新する141・04点をマーク。合計204・91点で3位に入った。「ライオンキング」を滑り終えると両手でガッツポーズ。来年2月の北京五輪代表選考会を兼ねた12月の全日本選手権(23~26日、さいたまスーパーアリーナ)に弾みをつけた。以下フリー後の樋口の一問一答全文。

 ―今日の演技を終えて今どんな気持ちか。

 「あのー、本当に大きなミスなく終えられたことが本当に一番嬉しくて、昨日のシングルアクセルもちゃんとトリプルアクセルに変えて演技することができたので、すごくほっとしています」

 ―まるであなた自身がこの音楽になっているように、すごく上手に表現していたが、この音楽を選んだ背景は。

 「うんとー、まあ今までもいろんな曲を使ってきたんですけど、やっぱり物語性のあるもので自分が表現しやすいものっていうのが、なんだろうっていうふうに考えたときに、あのー、嬉しいことがあったり悲しいことがあったり、すごくいろんなことを乗り越えて最後にすごくハッピーに終われるっていうのをイメージしながら、『ライオンキング』も同じような物語だと思うし、自分の今までのやってきたことっていうのを重ねながら滑りたいというふうに思って、この曲にしました」

 ―演技を終えたときの、ガッツポーズに込めた気持ちは?

 「あのう…やったー!!っていう気持ちでした」

 ―岡島コーチからはどんな言葉をかけられ、キスアンドクライではどのような気持ちで点数を待っていた。

 「えっとー、確か、あのー、先生の所に行った時に『やった』っていうふうに言ってもらえたので、自分もやれたというふうに思っていたので、すごく嬉しかったんですけど、点数が出た瞬間は、やっぱりまだちょっと細かいミスもありましたし、昨日のショートから、ショートとか今までの試合を振り返っても、ちょっと回転不足っていうのがあるのかなっていうふうに思ったので、それ以外のところではスピンのところでレベルの取りこぼしがあったので、そういうところで点数が引かれてしまっているなという感じが点数を聞いた瞬間にあったんですけど。でもすごく、大きなミスなく演技できたことに、よかったっていうふうに先生と話していました」

 ―フリーの自己ベストだが。

 「そうですね。今シーズン本当に初めてミスのない演技をして、140点を超えられたということで、まだまだ改善できる部分があるってわかった瞬間に、すごく良かったなっていうふうに感じたので、あのー、全日本に向けてすごくいい試合になったなというふうに思います」

 ―トリプルアクセルに対する感触、手応えは。

 「昨日のショートでミスをしてしまって、その前の6分間でもちょっといいイメージがなかったまま試合に入ってしまったんですけど、今日の朝もあんまりなんか、いつもの感じではないなあっていうふうに思いながらも6分間でしっかり着氷することが一応できたので。そこで本当に自信を持ってやればできるっていうふうに思っていたので、本番で、まあ回転不足にはなってしまったんですけど、着氷することができましたし。えっとー、そうですね、すごく落ち着いて滑れたなというふうに思います」

 ―トリプルアクセルとトリプルトリプル(3回転3回転)を2つ入れている今の構成が今自分の中でマックスなのか、それとも全日本に向けてもっと作戦を練っているのか。

 「今は本当に今日やったみたいなことを、もっとレベルを上げるというか、完成度を高くして、プラスがもっともらえるような演技を目指していきたいと思っているので、これ以上難しいことは自分では求めていないんですけど、本当に今シーズンオリンピックに行くために全日本選手権で完璧な演技をして145(点)は出したいと思うので、それに向けて頑張りたいなと思います」

 ―4年前を経験したことでの自分の強みは。

 「そうですね、4年前は全日本の前に電池が切れたような感じで終わってしまったので、今シーズンはそういった意味ではすごく、あのー、だんだんだんだん調子が上がってきているという感じで、ここでちゃんとフリーも大きなミスなく終えることができたこともすごく良かったと思いますし、本当にその4年前の失敗っていうのを繰り返さないためにすごくこの4年間頑張ってきたので、いろんな経験が今年すごく役に立っているなというふうに感じていて、プログラムを作るときに早めに作ったりとか。そうですね、グランプリファイナルもちろん出たかったっていうのはあるんですけど、それよりも本当に自分の演技に集中して完成度を高めるということに集中しながら練習をしてきていたので、先週の試合でもショートでアクセルを跳ぶことができたりとか、すごく本当に一歩一歩自分なりに成長しているなというのは感じているので、まだまだ本当に全日本まで直せるところもありますし、全日本で完璧な演技をするのはもちろんなんですけど、その後にまたピークが持ってこられるように調整というか練習していきたいなというふうに思います」

▶以下は記者会見から

 ―結果を振り返って。

 「今日はほんとにすごく、今までで一番いい演技ができたので、あの、まあ、今までの中ではすごく満足しているんですけど、やっぱり、そうですね、細かいミスがあって141点っていうのがあったので、あの-、ほんとに全日本に向けて、すごくいい課題が見つかったなというふうに感じました」

 ―今日はあたながライオンであり、キングだった。この曲で表現していることは。

 「うーん。あの、今シーズンすごく大事な1年になるので、こうー、自分にあった曲がいいってずっと決めていて、今までいろんな曲を使ってきた中で、どういう表現が自分が1番表現をしやすくて滑りやすいくて、で、周りから見てもすごく、分かりやすいストーリーのあるもの、とかっていうのを考えた時に、すごくライオンキングは、あのー、良いときと悪いときを全部経験して、最後にすごく、あの、ハッピーに終われるって物語なので、自分もそれをイメージしながら滑りたいっていうふうに今シーズン感じたので、選びました」

 ―ステップを見て、4季前のミラノの世界選手権を思い出した。この4年間の思い。

 「もうあと、ステップと、コレオをやり切りたいというふうに思いながらステップに入ろうっていうふうに思っていたんですけど、4年前のミラノのときも、トリプルフリップから、バタフライにはいってステップに入って行く構成が同じだったので、あの、自分でもすごく、それがなんかこうー、重なった部分がありながら滑っていて、すごく気持ち良かったです。で、えっとー、4年前から今日までは、すごくいろんなことを経験して、あの、まあほんとに4年前はこう、すごく調子は良かったのに、全日本までもたなかったっていうのがあったので、あの、今シーズンはその経験を生かして、あの、けがもしないよう注意してましたし、えー、ここまで全力で全部やるんじゃなくて、温存しながら段々レベルアップしていくみたいなのをすごく意識しながらやってきていたので、あの、ここでショートは全然良くなかったんですけど、フリーでしっかり力を出し切れたので、全日本に向けてすごく良い経験になったなっていうふうにまた思いました」

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