箱根駅伝初出場の駿河台大ユニホームスポンサーは飯能信用金庫に決定 徳本一善監督「地元の期待に応えたい」

駿河台大の徳本一善監督(左)と駿河台大のユニホームスポンサーになった飯能信用金庫の松下寿夫理事長は互いに飯能地域を盛り上げることを誓った
駿河台大の徳本一善監督(左)と駿河台大のユニホームスポンサーになった飯能信用金庫の松下寿夫理事長は互いに飯能地域を盛り上げることを誓った

 第98回箱根駅伝予選会(10月23日、東京・立川市)で8位通過し、悲願の本戦(来年1月2、3日)初出場を決めた駿河台大のユニホームスポンサーが、練習拠点を置く埼玉・飯能市の飯能信用金庫に決まったことが21日、分かった。この日までに駿河台大の入江孝信理事長(72)、徳本一善監督(42)と飯能信用金庫の松下寿夫理事長(57)が同金庫本店で会談。「飯能から箱根路へ」を合い言葉に強固なタッグを組むことで考えが一致した。22日にも正式発表される。

 「ユニホームスポンサーを絶賛募集中です! 我々のチームとイメージが合うスポンサーさんをお待ちしています」。徳本監督は予選会を突破した翌日の10月24日にスポーツ報知を通じて広く呼びかけた。法大時代、箱根駅伝史上初めて金髪とサングラスの姿で走った選手とされる個性派指揮官ならではの大胆な「セールストーク」だった。「お陰さまで多くの企業、団体から問い合わせをいただいた」と徳本監督は話す。

 その中で、いち早く、手を挙げて、相思相愛となったスポンサーが地元の飯能信用金庫だった。「ひと、まち、きずな大切に。」をキャッチフレーズとする飯能信用金庫は、駿河台大駅伝部のイメージと合致。「駿河台大が箱根駅伝に初出場することで飯能市はとても盛り上がっています。飯能信用金庫としてもぜひ応援したい。そして、ただ、スポンサーとして金銭的な援助をするだけではなく、地域みんなで駿河台大を応援する中心的な役割となりたい。地域一丸となって応援します」と松下理事長は言葉に力を込めて話す。

 飯能信用金庫の心強いエールに徳本監督は「心から感謝します。地元の皆さんの期待に応えたい」と表情を引き締めて言葉を返した。

 徳本監督は、松下理事長と入江理事長の前で、さらに言葉を続けた。

 「10年前に駿河台大の指導者となった時、多くの人に『駿河台大の箱根駅伝出場は無理だ』と言われました。『絶対に行く』という思いはありましたが、箱根駅伝出場を諦めかけた時もありました。でも、心が折れそうになった時、誰かが助けてくれた。これからも誰かに助けてもらわなければ前に進めません。飯能信用金庫さんをはじめ地元の皆さんの応援はありがたいです」

 駿河台大は、2016年(予選会は2015年)の東京国際大以来、6年ぶりの初出場校となった。箱根駅伝のスター選手だった徳本監督がチームを率いて、さらに、中学校体育教師を休職して心理学を学ぶために編入学した31歳の今井隆生(4年)という異色の学生ランナーもいる。注目度は高く、駿河台大ユニホームに掲示される飯能信用金庫も大きな関心が向けられることになりそうだ。

 「箱根駅伝ではジャイアントキリングを狙います」と徳本監督は野望を明かす。駿河台大は心強い援軍を得て、初の大舞台に向けて戦う準備を着々と進めている。

 ◆箱根駅伝出場校のユニホームスポンサー 日本陸連は昨年4月に「世界陸連広告規程改定に伴う国内適用について」を発表。国内の大会で各チームはユニホームに所属名(学校はサイズ制限なし、学校以外は高さ5センチ以内)、製造メーカー(40平方センチ以内で高さ5センチ以内)に加え、同一のスポンサー名(40平方センチ以内、高さ5センチ以内)をシャツとパンツにそれぞれひとつず表示できることが認められた。前回の箱根駅伝では、優勝した駒大は学習塾の「日能研」、2位の創価大は大学卒業生組織の「創友会」、3位の東洋大は飲料メーカー伊藤園の「健康ミネラルむぎ茶」、4位の青学大は地方自治体の新潟県「妙高市」のロゴをつけた。

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