◆第52回明治神宮野球大会第2日 ▽高校の部準々決勝 大阪桐蔭8―4敦賀気比(21日・神宮)
4年ぶり出場の大阪桐蔭(近畿)が敦賀気比(北信越)に逆転勝ちし、初優勝に向けて初戦を突破した。プロ注目の1年生左腕・前田悠伍が3―4の4回から2番手で登板。6回を2安打無失点で二塁すら踏ませず、10三振を奪った。
全国大会初登板勝利を飾り「(気負いは)全然なかった。自分の投球ができた」と涼しげ。同学年の花巻東・佐々木麟太郎は高校通算48本塁打を放っており、決勝で対戦する可能性がある。「同じ1年生。対戦するとなったら、負けていられない」と闘志を燃やした。西谷浩一監督も「(神宮の硬いマウンドに)1球目から順応していた。大舞台でしっかり投げてくれた」と褒めたたえた。
大阪桐蔭は0―1の初回、プロ注目・海老根優大中堅手(2年)の公式戦初本塁打となる左越え3ランで逆転。3回に再逆転されたが、6回に前田の左犠飛で追いつき、伊藤櫂人三塁手(2年)の適時二塁打で勝ち越した。
7回は田井志門左翼手(2年)の右前適時打と星子天真二塁手(2年)の適時二塁打で2点を加えた。8回は丸山一喜一塁手(2年)の中犠飛で加点した。