【巨人】原辰徳監督「伊織のシュートボールはすごいね」…20年ドラ2山崎伊織、バット2本へし折る快投

スポーツ報知
一か所打撃のマウンドに上がった山崎伊織(カメラ・中島 傑)

 20年ドラフト2位の巨人・山崎伊織投手(23)が20日、“御前投球”で来季のローテ入りを猛アピールした。G球場の秋季練習で原監督が見守る中、右肘手術後3度目の1か所打撃に登板。最速148キロを計測し、バットを2本へし折る力強い投球を披露した。右腕は「肘も全然痛くない」と順調さを強調し、指揮官も来季の先発候補として大きな期待を寄せた。

 球場の全視線が山崎伊に注がれた。原監督がスタンドから熱視線を送る前で、1か所打撃に登板。しなやかなフォームから力強い速球を投げ込み、右の菊田、左の育成・加藤廉を相手に2度もバットをへし折った。「緊張しました。肘も全然痛くないですし、そこが1番良かった。一歩一歩進んでいると思います」と明るい表情を見せた。

 この日は最速148キロを計測。直球もウリだが、シュートとスライダーも魅力だという。投球中に監督の背後を通った柳ブルペン捕手は「すごい良い。シュートとスライダーが今までに受けていない軌道、真横で曲がる」と監督に説明。計17球を投げ安打性は0。5つの“アウト”の内1つは見逃し三振、4つはゴロと打球を外野に飛ばさせなかった。指揮官は「伊織のシュートボールはすごいね」と感嘆した。

 大学3年秋に右肘を故障し、昨年6月に右肘のじん帯再建術を受けた。入団1年目はリハビリ組で時間を過ごした。同じ手術を受けた桑田投手チーフコーチからは励ましの言葉をもらい、言葉をノートに書き留めて前向きに日々を過ごした。

 この日で3度目の登板。指揮官は「(ローテを争う投手の一人に)なってほしいね。実戦的。アウトローの真っすぐの精度が上がれば、スライダー、シュートはできる。カウント負けした時のアウトローの真っすぐの精度を上げないと」と課題を指摘しつつも、「(精度を)上げれば一流の投手になる可能性を持っている」と、大きな期待を寄せた。

 順調に階段を上がれば、来年のローテ入りも可能。今年の先発は若い新戦力が出てこず、後半戦は枚数不足に陥った。若い力の台頭はチームとしても大歓迎。来春のキャンプではどんな姿を見せるか。背番号「19」に注目だ。(玉寄 穂波)

 ◆山崎 伊織(やまさき・いおり)1998年10月10日、神戸市生まれ。23歳。明石商3年時にセンバツ8強も登板はなし。東海大では3年春秋にMVPを獲得し、大学日本代表にも選出された。2020年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けるも、同年ドラフト2位で巨人入団。181センチ、75キロ。右投左打。

 ◆山崎伊の入団後の経過

 ▽1月14日 新人合同自主トレスタートも別メニューでトレーニング

 ▽6月 術後1年が経過し、全体練習のキャッチボールに合流

 ▽10月27日 原監督が3軍練習を視察。指揮官の前でブルペン投球

 ▽11月8日 初の1か所打撃登板。変化球を織り交ぜ30球

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