女性騎手2位745勝の別府真衣騎手が調教師試験に合格 「夫(宮川実騎手)と重賞の表彰台に上がりたい」

スポーツ報知
調教師への転身が決まった別府真衣騎手

 NAR(地方競馬全国協会)は11月19日、令和3年度第3回調教師・騎手免許試験の新規合格者3人を発表した。鮫島克也騎手、真島正徳騎手の佐賀のレジェンド2人に並んで、高知からは女性騎手で国内歴代2位の745勝を挙げる別府(宮川)真衣騎手(33)が合格。NARでは現役6人目の女性調教師が誕生となる。

 2年前に調教師転向を考え、今春から本格的に勉強を開始して1回目の受験で合格した。別府真衣騎手は「今までの人生で一番、勉強しました。ホッとしたのと同時に、寂しい気持ちの両方です。あと1週間ちょっとで、もうレースに乗れなくなりますから」と12月1日に免許交付となり、ジョッキーとして残された時間は少ない。

 ラストウィークの23日には盛岡で、27日には地元高知で女性騎手のシリーズ戦、レディスジョッキーズシリーズが行われる。「あと少しですが、騎手として全力で頑張りたいです」と11月末での騎手引退を前に、完全燃焼するつもりだ。

 目標とする調教師は地方2249勝を挙げる父の別府真司調教師(高知)。05年10月9日に父の厩舎からデビューし、ずっとその背中を見てきた。「強い馬をつくってきて、すごいなと思います。最近ではスペルマロン。ずっと体調を維持させるのは大変なことです。自分も強い馬をつくれるように頑張りたいです」と高知に移籍して1億円以上を稼いだレジェンドホースのような強い馬づくりを目指す。

 騎手としての心残りは1000勝を達成できなかったこと。18日に宮下瞳騎手=愛知=が女性騎手として日本で初めて達成し、「本当におめでとうございます。自分も目指していたけど、できませんでした。調教師として1000勝を目指したいです」と新たなステージでの活躍を約束した。

 夫で同じ高知競馬に所属する宮川実騎手とのコンビにも注目が集まる。18年9月13日付で結婚。来春の開業を予定しているが、妻が調教師、夫が騎手でレースに出走となれば日本で初めてのこと。「ジョッキーとして、すごく尊敬できる夫。私が調教師になり、一緒に重賞の表彰台に上がれたら」と夢を抱く。

 結婚後も「別府真衣」の登録名で騎乗してきたが、調教師となる来月以降は「宮川真衣」の名で馬と向き合っていく。父の後を追い、騎手である夫とは切磋琢磨(せっさたくま)し、高知競馬を盛り上げていく。

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