猪木VSルスカ、天山VS小島を超えるか、令和の新春黄金シリーズ…金曜8時のプロレスコラム

50周年施策発表でアンドレ・ザ・ジャイアントの手形に驚く棚橋弘至(新日本プロレス提供)
50周年施策発表でアンドレ・ザ・ジャイアントの手形に驚く棚橋弘至(新日本プロレス提供)

 新日本プロレスがようやく“50周年施策”を発表した。1972年3月6日に東京・大田区体育館で旗揚げした新日本。同年10月旗揚げの全日本プロレスは、今年6月26日に大田区総合体育館で「2021 Champions Night~三冠統一の地から50周年への飛翔~」という興行を打つなど早くから50周年の前景気をあおってきたが、ついに新日本が今月15日に東京・後楽園ホールのリング上で「50周年」をアピールした。

 全日本は現在も「世界最強タッグ決定リーグ戦」を展開しているように、昭和からの伝統を大切にしている。常に変化し、進化してきた新日本は新時代のプロレスを突き進んでいるだけに、50周年を機に過去とどう向き合うのかが気になっていた。

 発表された4つの施策は、<1>50周年ロゴ、<2>ビッグマッチ、<3>展示イベント、<4>50企業とのコラボ。

 展示イベントは「シンニチイズム~NJPW ism~」(2月11~27日、東京ドームシティ「Galley Aamo」)で、大張高己社長は「昔から、新日本を見てきた方にとっては、ついにお目にかかれるのか! というモノも」と言い、サンプルとしてアンドレ・ザ・ジャイアントのシューズと手形を紹介した。

 そして1~2月シリーズが伝説のシリーズ名「新春黄金シリーズ」になることが決定。1月20日の後楽園ホールから2月20日の北海道・北海道立総合体育センター(北海きたえーる)まで、19戦になることが18日に発表された。

 「新春黄金シリーズ」は1974年から85年まで、創業社長でエースだったアントニオ猪木氏の黄金時代を彩ってきた。その後は「ニュー・イヤー・ダッシュ」などに変遷し、平成時代も何度かリバイバルされている。

 1976年2月6日に東京・日本武道館で行われた猪木と柔道王のウイリエム・ルスカによる最初の格闘技世界一決定戦は「新春黄金シリーズ」の最終戦だった。平成では、2005年2月20日に東京・両国国技館でのIWGPヘビー級王者・天山広吉と3冠ヘビー級王者・小島聡の史上初のダブルタイトル戦も”新春黄金最終戦”だった。59分49秒、天山が脱水症状で失神、小島がKO勝ちした死闘だった。「新春黄金シリーズなど往年のシリーズ名が復活」との発表だから、「闘魂シリーズ」などにも期待できそうだ。

 大張社長は「この1年間というのは、長い歴史の中でゆかりのある選手の方々、OBも含めて、それから関係者の方々にもご登場、できればご参戦頂けるように進めて参ります」とコメントした。「新春黄金シリーズ」だけでも語れることがたくさんあるのだから、昭和のプロレスファンにとっては、うれしい50周年イヤーになりそうだ。(酒井 隆之)

コラムでHo!とは?
 スポーツ報知のwebサイト限定コラムです。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。

格闘技

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請