投手・大谷翔平の球速はもっと速くなる 手術後フォーム改造で右ひじの負担軽減…専門医の見方

スポーツ報知
大谷翔平(ロイター)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が15日、都内の日本記者クラブで会見した。会見では、今季の躍進について「一番はフィジカルがしっかりしていたこと」と説明した。二刀流を貫く上で、4年目で初めて1シーズン通してローテを守り続けた価値は高い。プロ、アマ100人以上のトミー・ジョン手術からコーチングまで幅広く担当している「ベースボール&スポーツクリニック」の整形外科専門医・馬見塚尚孝氏(53)は今季の成績を踏まえ「18年10月に受けた右肘のトミー・ジョン手術前より制球が良くなり、球速も保っている。手術は成功だったといえるだろう」と語った。

 同手術を受ける前の大谷は、左足が接地した時に右手首が右肘よりも下にある「内旋コックアップ」の投球フォームだったという。だが、リハビリを経て本格復帰後は、左足接地のタイミングで右手首が右肘よりも上にある「外旋コックアップ」に変化。これにより、右肘などの負担が軽減されて、けがをしにくいフォームに改良されたと評価した。

 また、左足が接地した時、日本ハム時代は三塁方向に前傾していた体幹を、二塁方向に傾ける「ステイバック投法」を今季は完全に身につけたと分析。「大きな体幹の速度を投球方向に向けることができるフォームになり、けがをする前のように右腕の振りに頼らずに強い球を投げることが可能になった」と指摘した。

 大谷が8月上旬に「患部がほぐれてきている」と説明した感覚については、「手術後、硬くなっていたじん帯の周囲の滑りがよくなってきている状態」と補足した。「実戦登板を重ねて、今季終盤は出力をそれほど上げなくても抑えられるようになった。一般論として投手のパフォーマンスは30代前半までは上がるので、さらに向上する余地はあると思います」。投手としても明るい未来が広がっていると予測した。

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