村元哉中、高橋大輔組「一つの自信に」 連日の日本歴代最高得点で北京五輪へ前進

アイスダンスフリーダンスで演技する村元哉中、高橋大輔組
アイスダンスフリーダンスで演技する村元哉中、高橋大輔組

◆フィギュアスケート ▽GPシリーズ第4戦・NHK杯 最終日(13日、東京・代々木第一体育館)

 リズムダンス(RD)「ソーラン節」の「ドッコイショ~」から一転、氷上をクラシックバレエの舞台に変えた。村元と高橋は演技を終えると抱き合い「よかったね」と言葉をかけ合った。「大きなミスもなく、大きな舞台を終えることができた。すごく一つ自信になった」と高橋。RD、FD、合計いずれも日本歴代最高得点。全日本選手権3連覇中の小松原美里、尊組を3戦目にして初めて上回り、1枠を争う北京五輪へ前進した。

 2シーズン目の進化がつまった「ラ・バヤデール」だった。初披露は1年前のNHK杯。どこか不安げだった2人はもういない。見せ場の一つでもある片足ターンのツイズルで動きを完全に同調させ、そろって最高難度のレベル4を獲得した。村元が「すごく自信を持ってできるようになっている。自分たちが練習してきたことを発揮できた」と言えば、高橋も「うまくまとめることができたのは、この1年間の成長」と実感した。

 アイスダンスの要素をこなすことに必死だった昨季と比べ、表現に意識を向ける余裕が生まれたことも大きい。フロリダでの初戦で「パフォーマンスの部分で、昨季よりもみなさんに届けるということができた」と手応えを感じていた。昨年のNHK杯は芸術面を評価する演技構成点が5項目すべて7点台だったが、この日は3項目が8点台に。4点以上、上積みした。

 小松原組との直接対決は18日に開幕するワルシャワ杯(ポーランド)、12月の全日本選手権(さいたま)まで3戦続く。シーズン最初の対戦で勝利し、序列を覆した意味は大きい。「簡単なことではないけど、目指すことは一緒に決めた」と転向会見で誓いを立ててから2年。夢舞台が、見えてきた。(高木 恵)

 ◆高橋大輔のアイスダンス転向

 ▼2019年9月26日 高橋大輔が2020~21年シーズンからアイスダンスに転向することが、日本スケート連盟から発表された。18年平昌五輪代表の村元哉中と組む。

 ▼9月30日 横浜市内で会見し、4度目の五輪となる2022年北京大会を目指すことを明言。「同じ目標を持った方がいいものを作れる。簡単なことではないけど、目指すことは一緒に決めた」

 ▼12月 シングル最後の競技会となった全日本選手権は12位。

 ▼2020年1月 拠点を米国フロリダに移してマリナ・ズエワ氏に指導を仰ぐ。

 ▼11月 NHK杯でアイスダンスデビュー。157・25点(RD64・15点、FD93・10点)で出場3組中3位。

 ▼12月 初の全日本選手権は151・86点(RD67・83点、FD84・03点)で出場5組中2位。

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