「3代目・山の神」神野大地が箱根激坂王で圧勝 2位の国学院大・殿地琢朗の5区快走に太鼓判

スポーツ報知
激坂最速王決定戦で学生トップの2位に入った国学院大・殿地琢朗

 「激坂最速王決定戦2021@ターンパイク箱根」の登りの部(13・5キロ)が13日、神奈川・小田原市スタート、湯河原町ゴールで行われ、青学大時代に箱根駅伝5区で活躍し、「3代目・山の神」と呼ばれたプロランナーの神野大地(セルソース)が51分2秒の大会新記録で圧勝した。「箱根駅伝5区よりきついコースです。いい練習になりました」と神野は充実した表情で話した。今後、防府読売マラソン(12月19日)に参戦予定。「目標はサブテン(2時間10分切り)です。サブテンをクリアできれば優勝争いをできると思います」と話した。これまでマラソン10戦で自己ベストは2時間10分18秒(2018年東京)。神野は着実なステップアップを目指す。

 「激坂最速王決定戦2021@ターンパイク箱根」の登りの部はアネスト岩田ターンパイク箱根の小田原料金所をスタートし、箱根大観山口にゴールする13・5キロ。標高差981メートルの「激坂」だ。国道1号線を走る箱根駅伝5区は小田原中継所から16・2キロの最高点まで標高差840メートルを駆け上がり、残り4・6キロを下るため、実際の5区コースとは異なるが、同じ箱根の天下の険。上りの走りの適性を見極めることができる“仮想5区”だ。

 今大会には、箱根駅伝5区を見据え、関東の大学の有力校も多く参加し、今年の箱根駅伝5区で区間8位だった国学院大の殿地琢朗(4年)が52分39秒で学生トップの全体2位と好走した。「箱根駅伝5区に向けて自信になりました」と手応えを明かした。昨年大会は創価大の三上雄太(4年)が53分9秒で優勝し、箱根駅伝5区2位の快走につなげた。殿地は「昨年の三上君のタイムが目標でした。それをクリアできたので、区間上位争いができると思います」と前向きに話した。

 優勝した神野も殿地の実力を高く評価。自身と1分37秒差だった殿地の実力について「5区で1時間10分台の力は十分にあると思います」。20年大会で東洋大の宮下隼人(当時2年、現4年)がマークした1時間10分25秒の区間記録を狙える快走に太鼓判を押した。

 現在の5区は20・8キロ。神野が「3代目・山の神」を襲名した2015年大会の5区は23・2キロで、神野は1時間16分15秒で走破。現在の区間距離に換算すると1時間8分台後半になる。その神野に1分37秒差と健闘した殿地は、神野が太鼓判を押すように1時間10分台の可能性は十分にある。「神野さんは速かった。最初の1キロでついていけなくなった」と殿地は「3代目・山の神」に敬意を表した上で「1時間10分台で走りたいです」と神野が想定するタイムへの意欲を見せた。

 神野、殿地に続き、日体大の吉冨純也(2年)が53分3秒で3位、駒大の大坪幸太(3年)が53分14秒で4位に続いた。前回優勝の創価大・三上雄太(4年)は53分31秒で5位だった。

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