◆フィギュアスケート▽GPシリーズ第4戦・NHK杯 最終日(13日、代々木第一体育館)
午前中に男子の公式練習が行われ、ショートプログラム(SP)で首位発進した宇野昌磨(トヨタ自動車)は、フリー「ボレロ」の曲かけで、冒頭の4回転ループは回転が抜けるミスになったが、4回転―3回転の連続トウループを着氷。珍しくトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もミスとなったが、曲かけ後には確実に修正した。練習時間内では、フリップ、ループ、サルコー、トウループと4種類の4回転を着氷してみせた。
SPは今季世界2位の102・58点をマークするも、4回転―3回転の連続トウループが4回転―2回転になり、「まとめる必要はなかった」と攻めきれなかった姿勢を反省。4種類5本の4回転を組み込むフリーに向けては、「SPに比べて倍以上大変なプログラム。SPのようにまとめにいこうという気持ちが少しでも表れないよう演技をしたい」と話していた。18年大会以来の優勝で、自身5度目のGPファイナル(12月・大阪)進出を確実とする。
宇野は最終滑走で、午後9時9分にスタート予定。