日本ハムの野村佑希内野手(21)が12日、ビッグボス・新庄監督のもとメンタル改革に挑む決意を示した。秋季キャンプを視察に訪れた3日間はタイミングが合わず質問するチャンスがなかったが「(今後は)どんどん質問していきたい。メンタル面に関してはスペシャリストだと思うので、試合の中での気持ちの持ち方や、どう自分に自信を持つかを聞いて力にしていきたい」と目を輝かせた。
高卒3年目の今季は4番で起用されるなど主に中軸として99試合に出場したが、得点圏打率2割1分4厘やリーグ2位16失策など課題も残った。好機での凡退や守備のエラーが次のプレーに悪影響を及ぼしたことも多く「なかなか自分に自信を持てず、結果が出なかった時にすごく落ち込んだり、そういう表情をみせてしまった」と反省する。
だからこそ、現役時代にチャンスにめっぽう強く、パフォーマンスでも魅了してきたビッグボスは最高のお手本。天井から一人で降りるパフォーマンスについては「監督も一緒に降りるんじゃないですか? 後ろを付いていきたい」としたが、その他は「メンタル的に強くなるならどんどんやっていきたい。自分を変えていけるように頑張りたい」と宣言。クールなスター候補生が、生まれ変わった姿を来シーズン見せてくれるはずだ。(後藤 亮太)