ミュージシャンの細野晴臣が12日、大阪ステーションシティシネマでライブ・ドキュメンタリー映画「SAYONARA AMERICA」(佐渡岳利監督)の舞台挨拶に登壇した。
本作に映し出されている2019年のライブについて、細野は「アメリカで古いアメリカ音楽を演奏すること自体が不安しかなかった。でもステージに出たら歓声をいただいて、ここは大阪かいな?と(笑)。アメリカでも日本でも変わらないと感じて安心して演奏することができました」と懐かしそうに振り返った。また、コロナ禍で思うようなライブが出来ない現状に「リセットされて白紙状態になった感覚でした。これが集大成になるんだろうなと薄々思っていました」としんみり語った。
今回、大阪には1週間滞在。「東京より大阪の方が歩きやすいんです。外国を歩いている感覚。先日行った中之島公園の景観は、フランクフルトを思い出しました。橋も古いまま残っていますし、水の都は大阪なんだと実感しました。また大阪に来ます。住みたいです」と話し、会場から大きな拍手が送られた。