美輪明宏、瀬戸内寂聴さんと50年以上の親交「同じ考え方。『双子じゃないか』って言い合った」

スポーツ報知
瀬戸内寂聴さん

 小説「夏の終り」などで知られる作家で天台宗の尼僧の瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう、旧名・瀬戸内晴美=せとうち・はるみ)さんが9日午前6時3分、心不全のため京都市内の病院で死去した。99歳だった。10月に体調を崩し入院していた。自らの不倫経験や性愛も包み隠さず著書につづり、流行作家として活躍するさなか、51歳で得度(出家)。執筆の傍ら尼僧としても精力的に活動し、ユーモラスな法話でも人気を博した。葬儀は近親者のみで営まれ、後日都内で「お別れの会」を開く予定。

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 寂聴さんと長年、親交があった歌手で俳優の美輪明宏(86)が11日、スポーツ報知の電話取材に応じ、別れをしのんだ。

 美輪と寂聴さんの出会いは50年以上前。寂聴さんが美輪にインタビューをしたことがきっかけだった。「寂聴さんは三島(由起夫)さんのファン。『ファンレターを出したら丁寧なお返事が来た』とおっしゃってました。私も三島さんとは懇意でしたから」。仲良くなるのに時間はかからなかったという。

 2人で長崎や東北で講演会を行った際は「(聴衆が)何千人もいてびっくりしました」と懐かしげに振り返った。講演会の内容は戦争、身の上相談など多岐にわたった。「私たちは同じ考え方なんですよ。『双子じゃないか』って言い合ったほどですから」

 寂聴さんは美輪による舞台「愛の讃歌」も鑑賞。「楽屋に戻った途端、寂聴さんが客席から飛び込んできて、ワーワー涙を流して。『私は100本近く舞台を見てきたけど、このお芝居は最高よ』っておっしゃっていて、随分と純粋な人だと思いました」と語った。

 近年は寂聴さんの体調が本調子ではないのが気がかりだったという。長らく会えていないまま、この日の訃報(ふほう)に接した。「とうとう来たかな、と思いました。私と寂聴さんと横尾忠則さんの3人で仲良しだったので、1人かけ、2人かけと思うと、だんだんさみしくなりますね」と声を落とした。

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