【ロッテ】山口航輝、異例のCS直前ミニキャンプで最年少アーチ…最終Sも21歳のバットに期待

スポーツ報知
山口航輝

 クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを勝ち抜いたロッテは10日からオリックスとのファイナルステージに挑む。レギュラーシーズン2位からの日本一へ、キーマンとなるのは期待の21歳・山口航輝だ。

 山口は楽天とのファーストステージ2戦目で同点の6回1死、安楽の直球を右翼ポールへと直撃させる一時勝ち越し弾をマーク。21歳2か月での本塁打はCS最年少アーチで、この試合3安打2打点と躍動。ファーストステージ突破の立役者となった。

 シーズン終了後の1日から5日にかけてチームはZOZOマリンで全体練習を行ったが、山口ら若手はCSが控えているにも関わらず異例のミニキャンプを決行。5日間で計15時間以上もバットを振った。手のひらの皮はボロボロになり、マメも潰れた。「春のキャンプ以上にキツかった」という練習も「情けない成績だったので自分のためにと思って頑張りました」と耐え抜いた。

 ファーストステージ前日もヘトヘトになりながらバットを振った山口を井口監督は初戦からスタメンで起用。6日の初戦は1安打、そして7日は3安打2打点と采配はズバリだった。

 昨季は2軍でチームトップタイの7本塁打をマークしながらも、10月に1軍で新型コロナがまん延した際、野手では故障者を除き山口だけが呼ばれなかった。

 今季は最年少開幕4番を示唆されながらも直前に調子を落とし安田に4番の座を譲った。悔しさを胸に挑んだレギュラーシーズンは4月だけでも4本塁打をマークするなど、目標の2桁にあと1本の9本塁打と着実に成長を遂げた。

 井口監督も「今年も開幕からかなり期待しながらずっとやってきた。こういう大舞台で楽しんでやってると思うし、こういうシチュエーション(CS(の中で(1本が)出たっていうのは大きかった」とさらなる期待を寄せている。

 チームはフレッシュな力が短期決戦の中で輝いている。昨季はソフトバンクとのCSに破れはしたものの、10月14日の初戦(ペイペイD)では安田がCS初打席で千賀のフォークを右翼テラス席へとたたき込んだ。21歳6か月での本塁打は当時パ・リーグのプレーオフ、CSでは最年少アーチ。さらに2戦目には藤原が猛打賞と若手らが存在感を見せ、今年は山口がファーストステージ2戦目の本塁打で、安田の記録を21歳2か月で塗り替えた。

 昨季のCSは浦和の選手寮でテレビ観戦していた山口。「去年1年間、自分は何もできずに終わってしまった1年だった。恭大(藤原)であったり安田さんであったり、若くしてチームを引っ張っていってたというか、1軍の舞台で活躍しているのを見て、自分も本当に1軍の舞台でやりたいなと思っていた」とアピールに燃えている。

 「こういう試合こそ若い力が必要だと思うので、ベテランの選手に頼るばかりではなく、自分たちみたいな若い選手が勢いづけられるようなことが必要だと思う」と山口。3位から下克上を成し遂げた10年以来の日本シリーズ進出へ、期待の21歳がCSファイナルステージに挑む。(ロッテ担当・小田原 実穂)

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