全日本大学駅伝史上最少の8秒差で惜敗した青学大の原晋監督と飯田貴之主将が教訓得る「迷ったら攻めろ!」

スポーツ報知
2位に終わった青学大・飯田貴之

 学生3大駅伝第2戦の全日本大学駅伝(7日、名古屋市~三重・伊勢市=8区間106・8キロ)で、優勝した駒大と8秒差の2位で惜敗した青学大の原晋監督は、大会史上最小差の激戦から一夜明けた8日、スポーツ報知の取材に応じ、箱根駅伝(来年1月2、3日)に向けて、改めて優勝の意欲を示した。

 最長の最終8区(19・7キロ)で、トップの駒大と18秒差の2位でタスキを着けた飯田貴之主将(4年)は約8キロで駒大の花尾恭輔(2年)に追いついたが、残り2キロで突き放された。花尾が歓喜のゴールテープを切ってから8秒後にゴールにたどりついた瞬間、飯田は号泣した。「キャプテンとして申し訳ない」と肩を落とした。

 原監督は全日本大学駅伝に向けて「男前大作戦」を発令。「青学大のイケメン(男前)ランナーが、『男だろ!』のかけ声で気合いが入る優勝候補の駒大の前でレースを進める積極策で優勝を狙います」とその意図を明かしていた。最終的には駒大に8秒、距離にして約50メートルだけ「前」ではなく「後ろ」だった。

 伊勢路の歴史に残る熱戦から一日たち、原監督は冷静にレースを振り返り、同時に箱根駅伝への意欲をみなぎらせた。

 「飯田とじっくりと話をしました。『花尾君に追いついた時、まだ、余裕がありました。そのままハイペースで押していけば良かったです』と飯田は反省していましたが、それは私の采配ミス。スタート前に私が電話で『追いついたら、じっくり力をためろ』と言ったので。本来、飯田は我慢して押していくタイプ。今年の飯田はスピードがついたのでラスト勝負の方が分があると思ったけど、裏目に出ました。私も飯田もいい教訓になった。2人の考えは一致しましたよ。『迷ったら攻めろ!』です。その方が悔いが残らない。私も飯田も今後の人生では『迷ったら攻めろ!』で、いきますよ。まずは次の箱根駅伝です。攻めて、攻めて、攻めて、勝ちますよ!」

 昨夜、原監督と飯田は伊勢から名古屋を経由し、東京・町田市の選手寮に戻った。「新幹線に乗る前、飯田に『これを食って次は勝つ』と言って、カツサンドを渡しました」と原監督はダジャレのエピソードを披露した。

 飯田はニヤッと笑って受け取り、元気に食べたという。

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