サイドバック対センターバック! 高校サッカー静岡大会の決勝は「異色FW」の対決に注目

スポーツ報知
前線で体を張る静岡学園FW松永(左)

 10月2日に開幕した第100回全国高校サッカー選手権の静岡県大会もいよいよ大詰め。11月13日に決勝戦が行われ、2年ぶりの優勝を目指す静岡学園(静学)と、6年ぶりの全国切符を狙う藤枝東が激突する。ともに静岡を代表する名門校で、注目しているサッカーファンは全国的にも多いはずだ。

 そんな両校のFWが面白い。ともに決勝トーナメントからの出場なので、まだ3試合しか戦っていないが、静学の1トップを務めて3得点している松永颯汰選手(3年)は、今夏の県総体では右サイドバックだった。一方、藤枝東の藤井斎選手(3年)はランキングトップの5得点だが、今年の8月まではセンターバックが本職だった。

 松永選手の本来のポジションはトップ下。だが中盤はチーム内競争が激しく、県総体ではDFへ。それでもチャンスには駆け上がって攻撃参加し、清水東との決勝では同点ゴールを決めるなど優勝に貢献した。

 選手登録が18人と少ない全国総体はメンバー外だったが、「置いていかれないように自主練習していました」。そして今大会で最前線での先発を任されて、「1発決めてやる」とピッチを走り回っている。

 藤井選手も準決勝で「初めて」というハットトリックを達成するなど大活躍。183センチの長身を生かし、前線でボールをキープして両サイドの速い攻撃を呼び込んでいる。チームの得点力を上げるためのコンバートに十分応え、「(DFの)自分がされたら嫌なプレーをしろ、と言われているんです」

 高校生活最後の大会でポジションが変わっても、しっかりと順応して大暴れ。若い高校生の潜在能力は計り知れない、と感嘆させられる。

 そういえば先日発表された日本代表も、MFとFWを区別していなかった。初選出された静学OBの旗手怜央選手(川崎)はDF登録だが、MFもFWもできる。オシム監督時代に「ポリバレント」という言葉で有名になった「複数ポジションをこなせる選手」が再注目されるなか、2人のFWによる白熱した戦いを期待したい。(静岡支局・里見 祐司)

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