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無良崇人さん、鍵山優真はフランス杯で3種4本の4回転ジャンプで勝負できれば脅威

スポーツ報知
鍵山優真(ロイター)

◆フィギュアスケート GPシリーズ第3戦・イタリア大会 最終日(6日、トリノ・パラベラ)

 フリーが行われ、男子はショートプログラム(SP)7位の鍵山優真(18)=オリエンタルバイオ・星槎=が自己ベストの197・49点、合計278・02点で逆転優勝。GPシリーズで、7位からの巻き返しは06年スケートカナダのステファン・ランビエル以来で、17・36点差は過去最大の逆転劇だった。友野一希(23)=セントラルスポーツ=は6位。女子は三原舞依(22)=シスメックス=が自己ベストの合計214・95点で4位、宮原知子(23)=木下グループ=が5位だった。

 圧巻のフリーでした。鍵山選手は、シニア1年目からジャンプの質がさらに良くなっています。冒頭の4回転サルコーこそ、少し耐えるような降り方になりましたが、その他のジャンプは、美しく流れるような着氷で、非常に高い加点を引き出すことができています。また、表現力を示す演技構成点も昨季から伸びており、世界から見た評価も確実に上がってきています。シーズン前半は少し本調子ではないように感じていましたが、本来の鍵山選手が戻ってきた印象を強く受けました。

 サルコーとトウループの2種3本の4回転ジャンプを入れた構成はノーミスでやり切れるという自信もついたと思います。今回は今季から新たに組み込んでいる4回転ループを回避しましたが、次のフランス杯では完成度と安定感を高め、3種4本の4回転ジャンプで勝負できればさらに周囲への脅威となるでしょう。(14年四大陸選手権優勝・無良崇人)

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