松田優作さん三十三回忌法要 妻・松田美由紀「偉大さを実感」 家族全員がコメント寄せる

スポーツ報知
松田優作さんの三十三回忌法要を行った妻の松田美由紀

 1989年に亡くなった俳優の松田優作さん(享年40)の三十三回忌法要が6日、東京・築地本願寺で営まれ、妻で女優の松田美由紀が施主を務めた。

 長男の俳優・松田龍平、次男の俳優・松田翔太ら家族、関係者ら約60人が参列。原田美枝子や水谷豊、寺島進ら親交のあった俳優仲間の姿もあった。

 美由紀は「亡くなって32年。生きている時も亡くなってからも、これほどまで長く愛され続ける男だったんだと、改めて、優作の偉大さを実感し、本当に感謝しています」としみじみ。「家族の愛があるからこそ、頑張ってこられました。ファンの皆様に助けていただきました。これからも、松田家をどうぞよろしくお願いします」とあいさつした。参列者は法要後、会場を移し、2時間ほど旧交を温めた。

 松田龍平「優作、いつも見守ってくれてありがとう。新しい家族も増えたし、ちゃんと報告しないとね。それから美由紀さん。おつかれさま。長い間、優作を、家族を大切にしてくれてありがとう。皆さまに末長(なが)く幸せが訪れますように」

 松田翔太「4歳の頃から葬式に法事と、いつも弔いの儀式が苦手でしたが、それは父親に会う、向き合う時間だったからなのだと思います。この度、三十三回忌になり、長い時間が経ちました。不思議と感覚が変わっている自分がいて、今は真っ直ぐ自分の父親に向き合える気がしております。美由紀さんには、優作さんの伴侶として母親として、たくさんの愛をいただきました、自分はしっかり2人の両親に育てられたんだなと心から感謝してます。ありがとうございます。みんなが幸せになりますように。愛に包まれますように」

 松田ゆう姫「父は、私が記憶にもないほど幼い時に他界したので、子供の頃から周りで話される父の話は、私にとっては全く実感のない、まるで幻のように感じていました。存在のないものに想いを馳(は)せるのはなんだか変な気持ちです。松田優作ではなく、私には父が必要なのにーと思うこともありました。でも、母の中に確かに存在していた父の話を聞くと、愛おしさと尊敬を感じ、いつも心のどこかで繋(つな)がっていると思え、とても幸せです」

 主演ドラマ「探偵物語」(1979年)にちなみ、優作さんのステッカーが貼られたコーヒーが、返礼品として用意された。

 ◇主な参列者 松田美由紀、松田龍平、松田翔太、松田ゆう姫、松田茉愛羅(モーガン茉愛羅)、松田梢(秋元梢)、熊谷真実、原田美枝子、寺島進、水谷豊、リリー・フランキー、村川透、黒田征太郎、奈良敏博、李世福、林海象、筒井ともみ、渡邉俊夫(順不同、敬称略)

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