【巨人】高橋由伸さん「7日2戦目で、一気に決めると見た」CS初戦白星で最終Sへ王手…リアルタイム解説

スポーツ報知評論家の高橋由伸さんがリアルタイムで解説
スポーツ報知評論家の高橋由伸さんがリアルタイムで解説

◆JERA クライマックスシリーズ セ 第1S第1戦 阪神0―4巨人(6日・甲子園)

 3位から下克上での日本一を目指す巨人が、甲子園でクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(第1S)初戦で阪神に勝利。先発の菅野智之が7回2安打無失点の好投、打線はウィーラーが3打点と活躍した。これでCSファイナルステージ(最終S)進出に王手をかけた。

 スポーツ報知評論家の高橋由伸さんが試合進行に合わせて、ポイントごとに解説します。

 

【巨人スタメン】

1(右)松原、2(三)広岡、3(遊)坂本、4(中)丸、5(左)ウィーラー、6(一)中島、7(二)吉川、8(捕)小林、9(投)菅野=右

【阪神スタメン】

1(右)島田、2(遊)中野、3(中)近本、4(一)マルテ、5(三)糸原、6(二)木浪、7(左)ロハス・ジュニア、8(捕)坂本、9(投)高橋=左

【高橋由伸ポイント】阪神の先発はやはり、高橋がきたか。巨人にとっては今季16イニング無得点。直球のグワ~ッてくる伸びと、変化球は特にスライダーの曲がりが強い。攻略はなかなか難しいと思うが、いつまでも“無双”が続くものではないからね。いい意味で「そろそろでしょ」と思っているんだが…。打線に岡本和がいないのは当然、痛い。和真の代わりはいないよ。ただ、いないといっても戦えないわけではない。2番に広岡を置いたようにラッキーボーイになってくれたら大きいし、1~6番まで一発の魅力もある。ドカ~ンと序盤で流れをつかんでほしい。

◇1回

【巨】松原三ゴロ、広岡、坂本ともに三振

  • 1回2死、空振り三振に倒れた坂本勇人(捕手は坂本誠志郎)(カメラ・渡辺 了文)

    1回2死、空振り三振に倒れた坂本勇人(捕手は坂本誠志郎)(カメラ・渡辺 了文)

【神】島田、中野ともに三振、近本二ゴロ(両軍0)

  • 巨人先発投手の菅野智之 (カメラ・馬場 秀則)

    巨人先発投手の菅野智之 (カメラ・馬場 秀則)

【高橋由伸ポイント】初回は両投手とも素晴らしい立ち上がりだった。阪神・高橋は多少、制球にばらつきはあったが、威力がある分、ねじふせることができた。一方、巨人・菅野もボールに力がある。島田、中野と直球に振り遅れていた。ロースコアは必至。東京Dとは違って、甲子園は一発の出にくい球場。広い分、ミスが明暗を分けそうな気がする。

◇2回

【巨】丸左飛、ウィーラー、中島ともに遊ゴロ

  • 2回無死、左飛に倒れた丸佳浩(捕手・坂本誠志郎、カメラ・岩崎 龍一)

    2回無死、左飛に倒れた丸佳浩(捕手・坂本誠志郎、カメラ・岩崎 龍一)

【高橋由伸ポイント】丸がいいね。左中間フェンス手前の飛球だったが、感じが良かった。レギュラーシーズン終盤の良い状態をキープしているね。投手との間がしっかり取れてるから、ボールへの入り方が良くなっている。高橋の球はやや高いので、丸のように甘い球を逃さないようにしたいね。

【神】マルテ三ゴロ、糸原二ゴロ、木浪一ゴロ(両軍0)

  • 巨人先発・菅野智之(カメラ・渡辺 了文) 

    巨人先発・菅野智之(カメラ・渡辺 了文) 

◇3回

【巨】吉川投ゴロ、小林三振、菅野遊ゴロ

【神】ロハス三邪飛、坂本三振、高橋二ゴロ(両軍0)

  • 力投する菅野智之(カメラ・石田 順平)

    力投する菅野智之(カメラ・石田 順平)

【高橋由伸ポイント】3回まで両投手ともパーフェクトピッチングだ。特に素晴らしいのが菅野。3回先頭のロハスに対し、カウント2―2からインハイに直球を放り込んだ。シュート回転もせず、ズド~ンと150キロ!。ボール判定だったが、状態の良さを示す完璧な球だった。次の1球はそこからカットボールで食い込ませ、三邪飛に打ち取った。さすがの投球術だ。

◇4回

【巨】松原二ゴロ、広岡左前安打、坂本二ゴロ併殺打

  • 4回1死、広岡大志が左前へチーム初安打を放つ(捕手・坂本誠志郎、カメラ・岩崎 龍一)

    4回1死、広岡大志が左前へチーム初安打を放つ(捕手・坂本誠志郎、カメラ・岩崎 龍一)

【高橋由伸ポイント】高橋もさすがの投球を見せた。4回1死一塁、坂本に対してカウント2ボール1ストライクから内角に直球を投げ込んだ。勇人が意識を置いている中で詰まらせ、二ゴロ併殺に打ち取った。多少でも中に入れば右中間を割っていただろう。

【神】島田三振、中野、近本ともに中飛(両軍0)

  • 力投する菅野智之(カメラ・石田 順平)

    力投する菅野智之(カメラ・石田 順平)

◇5回

【巨】丸二塁内野安打、ウィーラーの投前バントで丸二進、中島の右前安打で丸三進、吉川の中前安打で丸生還、中島二進、小林三振、菅野投ゴロ

  • 5回1死一、三塁、吉川尚輝が先制の中前適時打を放ちガッツポーズを見せる(カメラ・渡辺 了文)

    5回1死一、三塁、吉川尚輝が先制の中前適時打を放ちガッツポーズを見せる(カメラ・渡辺 了文)

5回無死一塁、送りバントを決めるウィーラー(カメラ・石田 順平)
5回無死一塁、送りバントを決めるウィーラー(カメラ・石田 順平)

【高橋由伸ポイント】気合いが入ってるね、丸! 5回先頭で一塁へのヘッドスライディング。あえてやったのだろう。こういう鼓舞の仕方もある。岡本和がいない分、責任を持ってグラウンドに出ている証拠だ。ウィーラーも犠打で応えた。大きかった。中島、吉川の連打につながり、待望の1点。いい流れだ。

  • 5回無死、一塁へヘッドスライディングをする丸佳浩(左はマルテ)(カメラ・中島 傑)

    5回無死、一塁へヘッドスライディングをする丸佳浩(左はマルテ)(カメラ・中島 傑)

【神】マルテ左前安打、糸原のときマルテ二盗失敗、糸原四球、木浪中飛、ロハス左飛(巨1、神0)

  • 5回、マウンドの菅野智之の元に集まる巨人ナイン(カメラ・保井 秀則)

    5回、マウンドの菅野智之の元に集まる巨人ナイン(カメラ・保井 秀則)

5回無死一塁、二盗するジェフリー・マルテ(左)をタッチアウトにする坂本勇人(カメラ・岩崎 龍一)
5回無死一塁、二盗するジェフリー・マルテ(左)をタッチアウトにする坂本勇人(カメラ・岩崎 龍一)

【高橋由伸ポイント】点を取った後が大事になる。1点リードの5回裏、先頭のマルテに左前安打を許した。直後、糸原の2球目、1ボールから二盗を阻止。捕手・小林が阪神ベンチの異様な動きを事前に察知したのだろう。ナイスプレーだった。

 ◇6回

【巨】松原二ゴロ、広岡右飛、坂本左前安打、丸四球で坂本二進、ウィーラーの中越二塁打で坂本、丸ともに生還、中島三振

  • 6回2死一、二塁、ウィーラーが追加点となる中越え2点適時二塁打を放つ(カメラ・渡辺 了文)

    6回2死一、二塁、ウィーラーが追加点となる中越え2点適時二塁打を放つ(カメラ・渡辺 了文)

【高橋由伸ポイント】完全に流れは巨人だ。6回、2死から坂本のヒットが大きい。丸も状態がいいから球が見えている。良い四球だった。そしてウィーラー。前打席で送りバントをきっちり決めた助っ人が「フォア・ザ・チーム」の精神で逆方向を狙った。基本に忠実なスイングで2点タイムリーはお見事だった。

  • 6回2死、左前安打を放つ坂本勇人(カメラ・中島 傑)

    6回2死、左前安打を放つ坂本勇人(カメラ・中島 傑)

【神】坂本死球、高橋の代打糸井左飛、島田遊飛、中野の右越二塁打で坂本三進、近本遊飛(巨2、神0)

  • 6回2死二、三塁、近本光司を遊飛に打ち取り、グラブをたたいて喜ぶ巨人先発・菅野智之(カメラ・渡辺 了文)

    6回2死二、三塁、近本光司を遊飛に打ち取り、グラブをたたいて喜ぶ巨人先発・菅野智之(カメラ・渡辺 了文)

◇7回

【巨】(投手馬場)吉川三ゴロ、小林、菅野ともに三振

【神】マルテ遊飛、糸原左飛、木浪遊飛(両軍0)

【高橋由伸ポイント】菅野はこのまま完投してほしいね。7回98球。あとの戦いを考えたくなるところではあるが、目先の1勝が大事。野球は何が起こるか分からないし、ちょっとしたことで流れが変わる。それが短期決戦の怖さだ。気を抜いてはいけない。

◇8回

【巨】(投手及川)松原左翼線二塁打、広岡の一前バントで松原三進、坂本右飛、丸四球、ウィーラーの左前安打で松原生還、丸二進(代走立岡)、(投手小林)中島のとき暴投で丸三進、ウィーラー二進、中島三ゴロ

  • 8回、適時打を放ったゼラス・ウィーラー(左)がガッツポーズ(カメラ・保井 秀則)

    8回、適時打を放ったゼラス・ウィーラー(左)がガッツポーズ(カメラ・保井 秀則)

【高橋由伸ポイント】阪神は経験の浅い及川を8回のマウンドに上げた。先頭の松原に左翼線二塁打を浴び、犠打で1死三塁。坂本を右飛に打ち取ったまではいいが、丸に四球。ここで代えても良かったのではないか。ウィーラーに追加点を許し、ほぼ試合は決まった。先に動いた巨人に対し、阪神は後手に回った印象だ。

【神】(投手デラロサ、左翼立岡)ロハス右飛、坂本中前安打、小林の代打佐藤輝三振、島田の右前安打で坂本二進、中野二ゴロ(巨1、神0)

  • 8回から2番手でマウンドに上がったデラロサ(カメラ・中島 傑)

    8回から2番手でマウンドに上がったデラロサ(カメラ・中島 傑)

◇9回

【巨】(投手齋藤)吉川中前安打、小林のバント投飛で吉川戻れずダブルプレー、デラロサの代打大城一ゴロ

【神】(投手ビエイラ)近本四球、マルテ三振、糸原の遊ゴロで近本二封、木浪の代打大山の左前安打で糸原一挙三進、ロハスのとき捕逸で大山二進、ロハス四球で満塁(代走熊谷)、(投手畠)坂本の代打原口三直(両軍0)

  • 9回2死一、三塁、ピンチを招き、マウンド上で小林誠司(左)に声を掛けられる巨人3番手のビエイラ(中央)(カメラ・渡辺 了文)

    9回2死一、三塁、ピンチを招き、マウンド上で小林誠司(左)に声を掛けられる巨人3番手のビエイラ(中央)(カメラ・渡辺 了文)

【高橋由伸ポイント】結局、先発菅野は7回無失点で降板した。4点差だからセーフティーリードか。レギュラーシーズン同様の継投で振り切り、先勝した。ビエイラが心配だが勝ったことが全て。戦前から初戦が大事と話してきたが、巨人にいい流れが来た。勢いも付いた。7日2戦目で、一気に決めると見た。

最後を締め、ハイタッチする坂本勇人(中)ら巨人ナイン(カメラ・岩崎 龍一)
最後を締め、ハイタッチする坂本勇人(中)ら巨人ナイン(カメラ・岩崎 龍一)

試合詳細
スポーツ報知評論家の高橋由伸さんがリアルタイムで解説
1回2死、空振り三振に倒れた坂本勇人(捕手は坂本誠志郎)(カメラ・渡辺 了文)
巨人先発投手の菅野智之 (カメラ・馬場 秀則)
2回無死、左飛に倒れた丸佳浩(捕手・坂本誠志郎、カメラ・岩崎 龍一)
巨人先発・菅野智之(カメラ・渡辺 了文) 
力投する菅野智之(カメラ・石田 順平)
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