佐々木朗希が先陣 ロッテ悲願の日本一へパ・リーグ最年少CS開幕投手

スポーツ報知
キャッチボールする佐々木朗希(カメラ・山崎 賢人)

 16年ぶりのリーグVを逃して2年連続2位となったロッテは、悲願の日本一へ6日から楽天とのクライマックスシリーズ・ファーストステージに挑む。その大事な初戦を任されたのは高卒2年目右腕・佐々木朗希。今年5月に1軍デビューし、今季3勝(2敗)と成長を遂げた右腕の投球に注目だ。

 3日に20歳の誕生日を迎えた佐々木朗。20歳0か月でプレーオフ、CS初戦先発は06年第2ステージのダルビッシュ(日本ハム)の20歳1か月、14年第1ステージの大谷(日本ハム)の20歳3か月などを抜き、パ・リーグ最年少。両リーグでも13年第1ステージの藤浪(阪神)の19歳6か月に次ぐ2番目と大抜てきとなった。

 佐々木朗は今季11試合に登板して3勝2敗、防御率2・27。8月28日の楽天戦(楽天生命)では5回3安打無失点で勝ち投手、9月10日の楽天戦(ZOZO)では勝ち星つかずも、自己最長の8回を投げて2安打2失点9奪三振の好投。10月7日の楽天戦(ZOZO)では7回4安打2失点など、今季楽天には3試合1勝0敗、防御率1・35と好相性を誇る。

 当初は10月30日のレギュラーシーズン最終戦で登板予定だったが、27日の楽天戦(楽天生命)に敗れて2年連続の2位が決定。次なるCSへと調整に専念するために登板は回避となった。23日の日本ハム戦(ZOZO)では6回2失点、自己最多の11奪三振と圧倒的な投球を披露するなど状態は良く、後半戦防御率は1・22と安定感抜群。優勝争いに欠かせない存在となった。井口監督も「一番安定して投げてくれているし、やっぱり初戦を取る大事さというのはある。こういうところでしっかり投げてくれると思う」とCSファーストステージの初戦起用の理由を話しており、期待に胸を膨らませた。

 ルーキーイヤーの昨季は体作りに専念し、実戦登板はなしに終わったが、今季は11試合に登板するなど急成長。前半戦は登板後に抹消の中10日程度で調整を行ってきたが、後半戦は中6日の調整もなんなくこなし、「最初に比べたら間隔的なところもメンタル的なところも慣れてきて成長はしてるなと思う」と佐々木朗自身も手応えを感じていた。球速も現在1軍公式戦最速は158キロ。今春の石垣島キャンプで行われたシート打撃から約10キロも上がるなど、球威もレベルアップした。さらに10月14日のオリックス戦(京セラドーム)では球団51年ぶりとなる優勝マジック点灯に貢献するなど、「令和の怪物」の片りんを示し始めている。

 チームは惜しくも16年ぶりのリーグ優勝を逃したが、日本一になるチャンスは残っている。20歳右腕の後に控えるのは今季キャリアハイの10勝を挙げた左腕・小島と経験豊富な右腕・石川。まずはファーストステージを勝ち抜き、オリックスとのファイナルステージへとつなぐことが必須。悲願の日本一へ、パ・リーグ最年少CS開幕投手がチームの先陣を切る。(小田原 実穂)

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