南果歩、「義足のボクサー」で東京国際映画祭に フィリピンの巨匠に驚がく「セリフは破ったノート渡された」

スポーツ報知
「第34回東京国際映画祭」のレッドカーペットに登壇した南果歩

 女優・南果歩が5日、都内で開催中の東京国際映画祭「ガラ・セクション」で上映された「義足のボクサー(仮)」(ブリランテ・メンドーサ監督、配信後に劇場公開予定)のイベントに参加した。

 仏カンヌなど世界3大映画祭で評価されるなどフィリピンの巨匠として知られるメンドーサ氏。同監督は2018年、東京国際のコンペ部門の審査委員長。南はこの時、審査員として参加。「ここでご一緒したのが縁で出演につながった。映画祭は人と人を結ぶ場でもある」出会いの不思議さをしみじみした口調で語った。

 「義足のボクサー」は、フィリピンでプロボクサーになる夢を実現させた土山直純さんをモデルした作品で主人公を尚玄が演じ、南はその母親役。「セリフは前もって台本を渡されるのではなく、撮影当日にノートに走り書きされたものを破って渡された」とびっくりしたそう。「撮影もいつ始まるのか予想がつかない。でもこの現場を通して、演じる役であり続ける大切さを教わった。監督は聞きしに勝る人でした」と苦笑い。戸惑いながらも貴重な体験だったことを振り返った。「ガラ・セクション」は今年新たに開設。これまでの「特別招待作品」枠的な意味合いが強い。

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