なぜ?アントニオ猪木名勝負26選に入った星野勘太郎とのプレ日本選手権1回戦…金曜8時のプロレスコラム

アントニオ猪木VS星野勘太郎(C)2021テレビ朝日/新日本プロレスリング
アントニオ猪木VS星野勘太郎(C)2021テレビ朝日/新日本プロレスリング

 秋の夜長に「アントニオ猪木デビュー60周年記念Blu―ray BOX」(発売元・東京サウンド・プロダクション、販売元・TCエンタテインメント、税込1万9800円)を見ている。そこには「アントニオ猪木自薦名勝負集」が26試合収録されている。

 カール・ゴッチ、ストロング小林、タイガー・ジェット・シン、ルー・テーズ、ビル・ロビンソン、ローラン・ボック、アンドレ・ザ・ジャイアント、スタン・ハンセン、ハルク・ホーガン、ブルーザー・ブロディ…と出色の激闘が並ぶ。

 その中でもひときわ異彩を放っているのが、星野勘太郎戦だ。1978年12月5日に福岡九電記念体育館で、プレ日本選手権の決勝トーナメント1回戦として行われたシングルマッチ。プレ日本選手権での猪木の名勝負は同年12月16日の蔵前国技館でのヒロ・マツダとの決勝戦だと相場は決まっていたはずだ。

 2010年のアントニオ猪木デビュー50周年の際には、名勝負100試合を収録したDVD-BOX(20枚組)が発売されている。そこにはマツダ戦は当然のように入っているものの、星野戦はもちろん入っていない。そこで今回の26試合のうち、50周年時の100試合に入っていない試合をチェックしてみた。

 ドリー・ファンク・ジュニア(1969年12月2日・大阪府立体育会館)、ディック・マードック(71年12月4日・宮城県スポーツセンター)、ビリー・グラハム(76年9月10日・品川スポーツランド)、アンドレ・ザ・ジャイアント(76年10月7日・蔵前国技館)、ザ・モンスターマン・エベレット・エディ(77年8月2日・日本武道館)、ウイリー・ウイリアムス(80年2月27日・蔵前国技館)、スタン・ハンセン(80年4月3日・蔵前国技館)、ジェシー・ベンチュラ(82年4月21日・蔵前国技館)と意外にも全9試合もあった。

 10年前にDVD-BOXを買ったマニアをもうならせる隠れ名勝負の発掘・提供が今回の選考には不可欠だったことがうかがえる。星野戦について宣伝担当のプロモーションウィザードでは「“突貫小僧”星野勘太郎と猪木の現存する唯一のシングルマッチの映像です」と説明している。

 これまで数々のプロレスDVDを企画してきた同社の高原万平社長は「ブルーレイでぜひ高画質の猪木さんの試合を見てください。知っている試合でも、当時は気付かなかった新しい発見があるはずです」と話す。かめばかむほど味が出る猪木の格闘芸術がそこにはある。(酒井 隆之)

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