無良崇人さんが分析、右足首負傷の羽生結弦は通常の練習できるよう納得いく状態まで戻すことが最優先

スポーツ報知
羽生結弦

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(26)=ANA=が4日、右足関節靱帯(じんたい)を損傷し、GPシリーズ第4戦・NHK杯(12日開幕・国立代々木競技場)の欠場を発表した。北京五輪での3連覇がかかる羽生の負傷欠場を受け、スポーツ報知評論家で、14年四大陸選手権優勝の無良崇人さんが、右足首負傷における競技への影響について語った。

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 ジャンプは基本的に通常の回転方向ならば、右足着氷になる。特に4回転という難易度の高いジャンプを練習する中では、少し回転が足らずに着氷したり、跳び方がわずかに乱れ、着氷でなんとか耐えようとしたりする動作で、足首にかかる負荷も大きくなり、負傷につながるリスクも高くなります。足首の負傷は、損傷の度合いによって、普通に滑ることさえ痛みを感じます。

 私も選手時代には、4回転トウループの着氷で、足首のじん帯を7~8回は痛めた経験があり、多くの選手が1度は経験するけがだと思います。さらに、羽生選手は4回転半など、さらに高難度なジャンプの習得に着手しているため、より大きな負荷が体にかかっていると考えられます。

 羽生選手からも前向きなコメントがあったように、今は治療に専念し、1日でも早く、通常の練習ができるよう、納得いく状態まで戻すことが最優先です。NHK杯では今季の新しいプログラムを滑る予定もあったと思いますが、まずはしっかりと治してから羽生選手らしい姿をまた、見ることができればなと思っています。(14年四大陸選手権優勝)

 ◆羽生のけがと五輪

 ▽17年

 11月9日 大会前の公式練習で4回転ルッツを跳んだ際に転倒。10日に「右足関節外側靱帯損傷」と診断を受け、NHK杯を欠場と発表

 12月24日 全日本を欠場したものの、世界ランク1位などの実績から選考基準をクリアし、2大会連続の五輪代表入り

 ▽18年

 2月16日 平昌五輪男子SP111・68点で首位発進

 2月17日 平昌五輪男子フリーで206・17点、合計317・85点で連覇

 11月17日 GPシリーズロシア杯で右足首を負傷しながらも強行出場し、自身初のGP連勝。精密検査の結果、右足関節外側靱帯(じんたい)損傷、三角靱帯損傷、右   腓骨(ひこつ)筋腱(けん)部分損傷だった

 12月 6日開幕のGPファイナル欠場、21日開幕の全日本選手権欠場

 ▽19年

 3月23日 世界選手権に出場し、合計300・97点で銀メダル

 ▽21年

 11月4日「右足関節靱帯損傷」で、GPシリーズ・NHK杯欠場を発表

 11月26日 ロシア杯開幕

 12月23日 全日本選手権開幕

 ▽22年

 2月8日 北京五輪男子SP

 2月10日 北京五輪男子フリー

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