【中日】“ノリ流”指導に石川昂弥「今までやっていたことと真逆でびっくり」 秋季キャンプ初日

スポーツ報知
中村紀洋打撃コーチ(右)の話を聞く石川昂弥 

 中日は4日、ナゴヤ球場で立浪和義新監督のもと、秋季キャンプをスタートさせた。26日まで行われる。

 午後のフリー打撃でど派手にアピールしたのは2年目・石川昂弥内野手だった。今季は試合中に死球を受け「左尺骨骨折」した影響もあり1軍出場はなかったが、10月の宮崎フェニックス・リーグで復帰。この日のフリー打撃では36スイング中7本の柵越えと、異次元のパワーを見せつけた。

 そのそばで見守ったのは、立浪監督から「石川を育てて欲しい」と託された中村紀洋打撃コーチ。同コーチも「今日は教えず、見るだけだったんですけど・・・」と言いながら、気づけば石川昂に身ぶり手ぶりで“ノリ流”アドバイス。特にスクエアで打席に立っていたところを「クロス気味」にし、死球防止を伝授。さらに、下半身を意識するのではなく「手(上半身)を意識して振れ」と、気づきを与えた。

 石川昂は個別練習でも柵越えを連発し、この日は2発も場外へ打球をかっ飛ばした。背番号2は「今まで教えてもらったことがないことですごく新鮮だった。(手を意識するのは)今までやってきたことと真逆でびっくり。今日教えてもらったことをキャンプの最後、12月、来年の1月としっかり継続して、バットを振りたい」と意気込んだ。

 現役時代は豪快なアーチでファンを魅了した中村紀コーチも、「スイングの前に(石川が)あいさつに来てくれたんですけど、あの体はすごい。下半身からいい体。これからけがしない体を、どんどん振らせて作っていきたい」と、熱血指導していく。

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