プロ野球は、クライマックスシリーズ(CS)が6日に開幕。巨人はセ・リーグ3位からの下克上を目指し、甲子園での阪神戦に臨む。スポーツ報知では本紙評論家10人に日本一を予想してもらい、パ・リーグ覇者のオリックスが断トツの1番人気となった。
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パ・リーグはオリックスがCSを勝ち上がると予想する。日本シリーズでも山本の2勝が見込める。負傷の吉田正も復帰してくる。ラオウ杉本、紅林がよく打つし、1番の福田もしぶとい。オリックスの日本一の可能性が高い。ただ、懸念するのは、彼ら野手の若さ。日本シリーズ独特の緊張感で力を発揮できるか、第1、2戦が重要となる。
セの第1Sは、故障している高橋が投げられるのなら、阪神が勝ち上がるだろう。高橋が万全ならヤクルトに勝つ可能性すら出てくる。それほどのキーマンだ。
ただ、やはり、優位なのはヤクルト。開幕前は投手陣を不安視したが、高津監督がよく整備した。奥川の活躍は来年と思っていたが、2年目の今年、戦力にした。救援投手の起用法も巧みで、予想に反して下降しなかった。最終Sで阪神と戦えば、クリーンアップを固定できない阪神と、山田、村上がどっしりと構えるヤクルトとの差が出ると思う。(スポーツ報知評論家・安藤統男)