阪神がCS勝ち抜くために 佐藤輝明は絶対に使うべき 大舞台でこそ…「掛布論」特別版<下>

スポーツ報知
掛布雅之氏

 掛布雅之氏(66)=阪神レジェンド・テラー、スポーツ報知評論家=の「掛布論」特別版2回目。巨人とのクライマックスシリーズ第1ステージから始まるポストシーズンに向けての阪神の戦い方を提言した。

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 相手が一番嫌がる打線は、近本、中野、マルテで上位3人を固めることだ。4番以降はチームが強かった前半戦のように、順番はともかく大山、サンズ、佐藤輝を並べればいい。後半戦に調子を崩したサンズはロハスとの兼ね合いもあるが、大舞台でこそ20発カルテットの長打力を生かす打線で勝負してほしい。

 短期決戦では連打ではなく、本塁打が試合を決めることが多い。実際に1985年の阪神の日本シリーズも、初戦はバースの先制3ラン、2戦目もバースの逆転2ラン、5戦目は私の先制3ラン、6戦目は長崎さんの先制満塁弾と、4勝全て決勝点は本塁打だった。

 今年の阪神で本塁打数トップは佐藤輝だ。穴はあるが、大舞台でこそ絶対に使うべき選手だ。おそらく外野で天びんに掛けられるのが、シーズン終盤で先発起用の増えた島田だろう。確かに成長を感じたが、まだ「本物」ではない。本物のレギュラーは疲れが出てから、相手に覚えられてからが勝負。佐藤輝もまだ本物と言い切れない部分はあるが、相手に与えるプレッシャーが違う。

 先発投手は日本一まで逆算すると、最多勝の青柳に初戦を託すべきだ。切り札的な存在の高橋で初戦を取りたい気持ちは理解できるが、体調面のことを考えると、登板間隔で無理させられない。シーズンの貢献度を考えても、フル回転できる青柳を軸に据える方がいい。正捕手は梅野か坂本か。一番悩ましいところだが、こちらもシーズンの貢献度を考えると梅野に託すべきかもしれない。

 投手層の厚さを考えると、巨人、ヤクルトを倒して、日本シリーズ進出の可能性は十分にある。いかに打線が援護できるかだ。(掛布雅之=阪神レジェンド・テラー、スポーツ報知評論家)

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