名古屋GKランゲラック「ここでずっと何年もプレーしたい」来日に迷いも「移籍は正解でした」独占手記

ルヴァン杯を制し笑顔を見せる名古屋・ランゲラック
ルヴァン杯を制し笑顔を見せる名古屋・ランゲラック

◆ルヴァン杯 ▽決勝 名古屋2―0C大阪(29日・埼玉スタジアム)

 名古屋はC大阪を2―0で下し、初優勝を果たした。かつてドイツの強豪ドルトムントでプレーし、今季リーグ戦で1シーズンのGK史上最多記録となる19試合無失点を達成したGKランゲラックがスポーツ報知に独占手記を寄せた。

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 (2017年末の)日本からのオファーにはとても驚きました。ある程度ワクワクする気持ちもありましたが、正直、最初はそこまで期待はしていませんでした。欧州でプレーすることは、多くのサッカー選手の夢です。ドイツで7年、スペインで1年やりましたが、あと5、6年欧州でやれればという思いがありました。

 欧州を離れることはとても難しい決断でしたが、正しい選択をしたと思っています。日本に来てみて、ここが素晴らしい国であり、名古屋が素晴らしい街であり、グランパスが素晴らしいクラブだと知りました。移籍は正解でしたね。大きな都市で、大きなクラブで、ファンの方がたくさんいて、素晴らしいスタジアムがあって。今では本当に家のように感じています。

 思い起こせば、来日1年目の18年(15位)、19年(13位)は難しいシーズンでした。チームとして不安定で、守備も荒い部分がありました。いま振り返ると、チームの形が固まっていなかった気がします。

 (19年途中就任の)フィッカデンティ監督により、チームは1つ上のレベルにステップアップできました。選手は彼に大きな影響を与えられています。私も楽しみながらプレーさせてもらっています。

 記者の皆さんも同じように感じられているかと思いますが、少し厳しくて、少し気難しい人です(笑い)。でも毎日見ていてわかるのは、彼がシリアスに、真剣に物事を捉える人であること。とにかく勝ちたい、負けたくないという気持ちがひしひしと伝わってきます。

 いいチームにおいて、強いキャラクターを持ち、影響力のある監督は必要不可欠です。彼はまさにそんな人。チームとして成長できているし、アグレッシブなサッカーができていると思います。今年のチームの守備は、私の今までのキャリアの中でもベストではないでしょうか。守備だけでなく、メンタリティーの強さもこのチームの最大の長所になりました。フィッカデンティ監督がチームに与える影響はとても大きいです。

 グランパスで、もっともっと、ずっと何年もプレーしたいと思っています。これからもずっと、このクラブに貢献し続けます!

 ◆ミチェル・ランゲラック 1988年8月22日、オーストラリア・エメラルド生まれ。33歳。07年に母国のメルボルンVでプロデビュー。10年にドイツ1部ドルトムントに移籍し、MF香川真司と同僚に。リーグ優勝2回、国内杯優勝1回を経験。15年から2年間プレーした同1部シュツットガルトではMF細貝萌と同僚。スペイン1部レバンテを経て18年名古屋入り。加入後4年間でリーグ戦欠場は1試合のみ。J1通算134試合出場。193センチ、80キロ。

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